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『アフリカレポート』復刊にあたって

アフリカレポート

No.51

(配信日:2013年6月6日)
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このたび、『アフリカレポート』を復刊することとなりました。

『アフリカレポート』は1985年から2010年にかけて50号が刊行されましたが、予算削減などを背景として休刊のやむなきに至りました。その後、アフリカに関する情報分析誌を待望する声を受け、復刊の可能性について検討を重ねておりましたが、ウェブ雑誌として再開する運びとなりました。

『アフリカレポート』は、アフリカの今を理解するための視点と情報を提供します。今日のアフリカでは、政治的民主化が進むなかで武力紛争が勃発し、経済が急成長するなかで貧富の格差が広がり、携帯電話が広範に普及するなかで呪術が強い影響力を持っています。政治、経済、社会のいずれをとっても、アフリカは猛烈に変化していますが、その変化の方向性は当然ながら過去に規定されています。アフリカはどこへ行くのか、そして私たちはアフリカとどのように関わっていくのか。こうした疑問に答えるためには、アフリカの激しい動きをフォローすることに加えて、そこに影響を与える国際関係や社会構造を踏まえた学術的な分析が必要です。

『アフリカレポート』は、アフリカをめぐる知的な欲求に応えることを目指します。ウェブ雑誌の特性を活かして迅速な情報提供に努める一方、査読制度を通じて学術性を担保します。掲載される原稿のジャンルは、当面、研究成果のオリジナルな報告である「論考」、アフリカをめぐる今日的な動向をわかりやすく解説する「時事解説」、そしてアフリカに関する研究資料を短く紹介する「資料紹介」の3つとします。ウェブサイトに発表された原稿は、将来的に引照可能となるよう、1年を1号として発表順に通しのページ番号を付します。当面はアジア経済研究所の研究者の執筆と依頼原稿によって誌面を構成しますが、将来的には投稿を受け付けたいと考えています。また、日本語のみならず英語での発信も検討しています。

『アフリカレポート』は開かれたウェブ雑誌です。このウェブサイトが、アフリカに関心を持つすべての人の知的なフォーラムとなることを願って止みません。

2013年6月
『アフリカレポート』編集人
武内進一