アジア経済研究所図書館・東京大学駒場図書館 共同利用制度締結記念
講演会「国際合意はいかにして成立するのか:ASEANから学ぶ――ブックトーク・著者が語る『合意形成モデルとしてのASEAN』」
『合意形成モデルとしてのASEAN――国際政治における議長国制度――』の著者が、ASEANは多様なメンバーの利害調整と合意形成をいかに達成しているのかについて語りました。講師の合意形成への関心は学生時代に芽生え、議長国制度に着目することになったそうです。アジア経済研究所へ入所後、講師がASEANを研究対象とした経緯も紹介されました。講師は、ASEAN研究の魅力として、国際関係理論に基づく分析が可能なこと、武力に訴えない利害調整、小国による秩序形成の可能性の3点を挙げました。今回は都内の高校生も熱心に参加してくださいました。
開催日時
2015年11月6日(金曜)17時00分~18時30分
会場
東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West K301教室
〒153-8902 東京都目黒区駒場3−8−1
講師
- 鈴木 早苗 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター 東南アジア I 研究グループ)
講演会参加者
- 28名
講演会参加者の感想
- 抑止力等武力に依存しない地域統合や国際合意に関心があるので、非常に勉強になりました。
- 合意形成について興味があります。機会があるときに、論文等拝読したいな、と思っています。本日はありがとうございました。
- 合意の仕方について深く面白い話がきけてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
- 小国による地域協力という展望について、自分の研究対象(バルカン)と絡めて考えられてよかったです。
- 丁度興味のあるテーマだったので、本当に興味深いお話を聞くことができてよかったです。終了後に質問にも答えて頂いて本当にありがとうございました。
- 本の内容の紹介以外もあったのがよかったです。
- 海外ビジネスにおいても国際政治・経済の理論バックボーンが必要。このような機会は、一般にも有用。