イベント・セミナー情報

アジア経済研究所 オンライン講座

連続オンラインセミナー 「途上国の環境問題を多様な分野から理解する」
第2回「サーキュラー・エコノミー:国際リサイクル・国際リユース」

募集は締め切りました

※本講座はWEB会議ツール「ZOOM」を用いて行われます。事前にご利用のPC・スマートフォン等で、ZOOMが利用可能かご確認ください。

アジア経済研究所では、地域研究、開発経済、法・制度、国際交渉・国際など様々な観点から、『環境』というテーマに取り組んできています。このたび、研究所内外の講師による、『途上国における環境問題』をテーマとしたオンライン連続セミナーを、2022年10月から12月にかけて毎月1回のペースで計3回開催します。連続オンラインセミナーの第2回では「サーキュラー・エコノミー」をテーマとして取り上げます。
発展途上国では、法制度など政府の政策なしに、市場経済の中で、リサイクルおよびリユースが実施されてきています。各国で回収された廃プラスチック、古紙、鉄スクラップや中古品が、先進国から途上国に輸出され、リサイクル、リユースされています。
その一方で、リサイクルに伴う環境汚染が生じたり、需要のない中古品が不適切に廃棄されているケースも報告されています。発展途上国のサーキュラー・エコノミーの現状と課題を論じるとともに、国際リユースの意義と課題を論じます。皆様のご参加をお待ちしています。

連続オンラインセミナー「途上国の環境問題を多様な分野から理解する」開催日程

開催日程

2022年11月10日(木曜)13時30分~15時30分(予定)
※質疑応答、議論の状況によっては終了時間を超えて延長する可能性があります。

会場

オンライン(ZOOMビデオウェビナー)

ウェビナーご利用条件・免責事項

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プログラム

開催時間 講演テーマ/内容 登壇者名 登壇者所属

13:30~13:55
(25分)

国際資源循環ー輸出入規制強化とその影響
中国やインド、東南アジア諸国では、サーキュラー・エコノミーに向けた取り組みを始めてきている。その一方で、2018年の中国の再生資源の輸入規制の強化、および、バーゼル条約の付属書改定は、国際リサイクルに大きな影響を与えてきている。どのような変化がおきているか、今後、どのような方向性に向かうべきかについて論じる。
小島道一 ジェトロ・アジア経済研究所
新領域研究センター
上席主任調査研究員

13:55~14:20
(25分)

アジアの中古品貿易――ベトナムの中古農業機械輸入を中心に
先進国から途上国への中古機械の輸出は、グローバルな規模で資源節約や環境保護に貢献するとともに、途上国のさまざまな産業の生産性向上や技術移転、雇用創出といった効果も生む。一方で、最終処分の負担の増加、産業保護・育成の阻害といった理由から、中古機械の輸入を規制している国も多い。ベトナムの中古農業機械の輸入と利用の実態を通して、中古機械の貿易がもたらす影響と課題を明らかにする。
坂田正三 ジェトロ・アジア経済研究所
地域研究センター
主任調査研究員

14:20~14:45
(25分)

古着の国際貿易:発展途上国と先進国の関係
開発途上国で古着が大量投棄されているとニュースで報道されています。貧しい人達に無料で提供されていると思われることも多いですが、古着の多くは商品として売買されています。途上国で生産された衣料品が先進国に消費された後、古着として再び途上国に輸出される様子を、貿易統計から分析します。古着の需要と供給は国の豊かさによって決まっていることが示されます。
福西隆弘 ジェトロ・アジア経済研究所
開発研究センター
主任調査研究員

14:45~14:55
(10分)

休憩

14:55~15:30
(35分)

パネルディスカッション 登壇者全員
(モデレーター:小島道一)

使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

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お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 研究イベント課

Tel:043-299-9536 Fax:043-299-9726
E-mail:seminar E-mail