募集は締め切りました

中国、韓国などの北東アジア諸国と比較して、マレーシア、タイなど東南アジア諸国では経済成長率が鈍化して「中所得国の罠」が懸念されています。本報告では、中所得国の罠の概念やその原因について検討するとともに、貿易・産業構造に着目して北東アジア諸国と東南アジア諸国の比較を行います。東南アジア諸国においても洗練された財の輸出割合が増えて、輸出構造が高度化しています。しかしながら、国内の産業構造や輸入構造を見ると、両地域の間には相違が見られます。北東アジアでは、継続して輸出構造が高度化し、上流の部品・中間財産業の発達が見られるのに対して、東南アジア諸国では、生産ステージ間の高度化は進展せず、部品・中間財の海外への依存度は高いままであります。このような相違は、開発の担い手が自国企業であるのか、外資企業であるのかに影響されているように思えます。

「中所得国の罠」は、重要なテーマでもあるにもかかわらず、不明な点が多く、セミナーでは参加者の皆様との質疑応答を通じて、議論を深めることとします。

皆様のご参加をお待ちしています。

2019年2月20日（水曜）15時00分～17時00分（開場：14時30分）

ジェトロ本部5階ABC会議室
（東京都港区赤坂1-12-32　アーク森ビル5階）
最寄り駅：東京メトロ　南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

日本語

ジェトロ・アジア経済研究所

100名（締め切り日を過ぎたため、お申し込みを締め切りました）

• 一般：4,000円
• アジ研賛助会正会員 、アジ研賛助会個人利用会員：無料
• ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員はそれぞれ1口につき先着1人まで無料。2人目より一人4,000円
• 学生：2,000円

※2人目を超えたお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、参加希望を確認します。
※学生料金を希望の場合、当日受付にて学生証の提示をお願いします。提示がない場合、一般料金となります。
※取材・記録のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。