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専門講座

オリンピック開催を前にして混乱するブラジル

ブラジルは今年8月5日から、南米初となるオリンピック・パラリンピック(以下、五輪)を開催します。ブラジルが五輪の招致に成功したのは2009年でした。ブラジルが五輪開催を獲得できた背景には、1980年代の軍政から民政移管以降の民主化の定着、1990年代以降の経済の安定と成長、21世紀初頭の社会における貧困や格差の是正、そして、これらポジティヴな変化をもとにした外交でのプレゼンスの増大が挙げられます。つまり、ブラジルは国としての発展や構造的な変容を遂げ、南米地域や新興途上国のリーダーの一角として台頭したことにより、2016年五輪の招致に成功したのです。

しかし現在、ブラジルの置かれている状況は一変しました。2015年のGDP成長率がマイナス3.8%を記録するなど経済は停滞し、石油公社ペトロブラスをめぐる与野党議員入り乱れての一大汚職事件が発覚したことに加え、昨年末から弾劾過程にあったルセフ大統領が一時停職になるなど、政治的にも混乱しています。また、これに反応するかたちで反政府や政府支持派のデモが全国各地で実施され、さらには、豚インフルや蚊を媒介とするジカ熱が流行するなど、まさに「泣きっ面に蚊」な状態に陥っており、国として五輪を成功裏に開催できるのかという懸念が国内外で高まっています。

本講座では、このように五輪開催を前にして、政治、経済、社会などが大きく混乱しているブラジルについて、専門家が解説するとともに、参加者が専門家とインタラクティヴに議論する機会を通じてブラジルの現状について理解を深めることを目的とします。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

開催日時

2016年7月22日 (金曜) 14時00分~17時20分 (開場:13時30分)

会場

ジェトロ本部5階 ABCD会議室
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム

(予定)

14:00~14:15 はじめに
「南米初の五輪を開催するブラジル-五輪開催と国の発展」
近田亮平 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ副主任研究員)
14:15~14:30 講演1:
「五輪を前にしたブラジルにおけるスポーツを通じた社会的促進」
近田亮平
14:30~15:00 講演2:
「五輪と国民主権—リオから東京へ」
小池洋一氏(立命館大学経済学部特任教授)
15:00~15:30 講演3:
「五輪開催都市リオデジャネイロの変容」
浜口伸明氏(神戸大学経済経営研究所教授)
15:30~15:50 休憩
15:50~16:20 講演4:
「開会式はテメル暫定大統領?—ルセフ大統領と弾劾審議過程」
菊池啓一 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ研究員)
16:20~17:20 フロアーとのディスカッション
「オリンピック開催を前にして混乱するブラジル」
<モデレーター> 近田亮平
<パネリスト>小池洋一氏、浜口伸明氏、菊池啓一
使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536 Fax: 043-299-9722
E-mail:seminar E-mail


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