イベント・セミナー情報

APLセミナー(アジ研パワーランチセミナー)

開発援助における異文化衝突と統合への道のり――世界保健政策と人道支援の事例から

APLセミナー(アジ研パワーランチセミナー)は、アジア経済研究所の研究者のみならず、外部の研究者、学生の方にも参加いただけるリサーチワークショップで、お昼の時間にアジア経済研究所(海浜幕張)の会議室で開催しています。

研究所内外における研究者が研究成果、研究活動の中間発表を行うほか、発表者と参加者、あるいは参加者相互のディスカッションを行います。テーマ、講師に応じて日本語あるいは英語での発表、議事進行となります。
——参加ご希望の方は、研究所受付にて「APLセミナーに参加」と伝え、開催場所まで直接お越しください。——
セミナー終了後、受付で渡される「面会確認票」にセミナーの司会者から署名を得てください。
なお、ランチとありますが昼食は出ません。

予告なく時間の変更や中止のケースもあります。中止や変更の連絡は本ウェブサイトにて行いますので、当日ウェブサイトにてご確認ください。

お問い合わせ先


ジェトロ・アジア経済研究所 APL幹事
E-mail:APLE-mail

開催日時

2019年10月15日 (火曜) 15時00分~16時00分

会場

要旨

開発援助における異文化衝突は、国際社会の「正しさ」や「価値観」が現地社会に受け入れられず援助の失敗につながるといった形でしばしば経験されてきた。今回の講演では、アフリカ・中東・アジアの事例をもとに、 医療保健分野がどのような異文化衝突を経験し、そこからどう政策転換してきたのかを考察する。その一端として「文化感受性の高い (culturally-sensitive)」アプローチや、WHOの打ち出す伝統医療と西洋医療の統合政策といった近年の動向を紹介する。国際社会は欧米中心主義から多様性パラダイムへとシフトし、国・地域特有の「文化」が重要な資本となりつつある。その中で日本の果たす役割とは何かについて、上記の事例を踏まえた上で、議論を深めたい。

講師

Dr. Yuko Otake (Oxford University)

司会

使用言語

英語、日本語