イベント・セミナー情報

APLセミナー(アジ研パワーランチセミナー)

工場制は問屋制に優越するのか:ラオスの織物業の事例

APLセミナー(アジ研パワーランチセミナー)は、アジア経済研究所の研究者のみならず、外部の研究者、学生の方にも参加いただけるリサーチワークショップで、お昼の時間にアジア経済研究所(海浜幕張)の会議室で開催しています。

研究所内外における研究者が研究成果、研究活動の中間発表を行うほか、発表者と参加者、あるいは参加者相互のディスカッションを行います。テーマ、講師に応じて日本語あるいは英語での発表、議事進行となります。
——参加ご希望の方は、研究所受付にて「APLセミナーに参加」と伝え、開催場所まで直接お越しください。——
セミナー終了後、受付で渡される「面会確認票」にセミナーの司会者から署名を得てください。
なお、ランチとありますが昼食は出ません。

予告なく時間の変更や中止のケースもあります。中止や変更の連絡は本ウェブサイトにて行いますので、当日ウェブサイトにてご確認ください。

お問い合わせ先


ジェトロ・アジア経済研究所 APL幹事
E-mail:APLE-mail

開催日時

2017年10月18日 (水曜) 13時00分~14時30分

会場

要旨

自家消費のために織られていた手織物が市場取引の対象となる過程を、市場を創る商人と取引形態としての契約に焦点を絞って話を進めます。手織物の取引形態には、make(集中作業場=manufactory) or buy(スポット取引)を両端として、その間に注文契約・前貸問屋契約(糸信用貸契約)・問屋契約に分類される複数の関係的契約が存在しています。今回は、その選択問題に焦点を当てますが、特に(1)前貸問屋契約と問屋契約の選択、そして(2)関係的契約の延長線上に集中作業場/工場があるという通説に対して、集中作業場の選択には独自の要因があることを指摘します。依拠する資料は1995~2015年までの筆者の調査ノートで、この期間の変化にも注目したいと考えています。

講師

大野 昭彦(青山学院大学)

司会

會田 剛史

使用言語

日本語