田中 修
田中 修 TANAKA Osamu |
[所属・役職] | 新領域研究センター ・上席主任調査研究員 |
[専門分野] | 中国経済、中国のマクロ経済政策 |
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研究歴
これまでの研究では、歴代の共産党大会・党中央委員会全体会議、毎年の中央経済工作会議・全国人民代表大会への「政府活動報告」、毎月の党中央政治局会議・国務院常務会議、および歴代5カ年計画にみられる、マクロ経済政策の考え方の変遷、財政・金融等の制度整備・改革のプロセスを分析・解説するとともに、歴代指導部の経済政策に関する指導思想の比較研究を行ってきました。中国は「人治の国」と呼ばれるように、指導部が交代すると、経済政策についての考え方が大きく修正され、新しい指導思想が提起されています。これを丁寧に読み解いていくことは、中国経済のみならず、中国の政治・社会の理解にも大きく寄与するものと考えています。
現在取り組んでいるテーマ
ひとつは、2021年からスタートした第14次5カ年計画にみられる、経済政策の方向性の変化について、分析・研究することです。中国は、2021年に「小康社会の全面実現」という第1の百年奮闘目標を達成したとし、これからは「社会主義現代化国家の全面実現」という第2の百年奮闘目標に向けて動き出しています。この最初の5カ年計画の内容を分析・検討することは極めて重要です。
もう1つは、経済政策の指導思想である、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」経済思想の分析・研究です。これは、2017年の第19回党大会で打ち出されましたが、習近平経済思想はまだ形成過程であり、これまでの指導思想との違いを明らかにしておくことは極めて重要です。
関連するリンク
- 財務総合政策研究所の研究者紹介ページ
- 田中修の中国経済分析(Science Portal China)
- 中国経済レポート:本レポートは中国経済の最新動向をお伝えするものです。2005年から日中産学官交流機構のウェブサイトで連載していましたが、2019年よりアジア経済研究所のウェブサイトに引き継ぎ、2022年5月からはresearchmap資料公開のページで更新しています。以前の記事一覧はこちら