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研究者のご紹介

川上 桃子

川上 桃子 KAWAKAMI Momoko

川上 桃子 KAWAKAMI Momoko
[所属・役職] 地域研究センター ・上席主任調査研究員
[専門分野] 台湾を中心とする東アジアの経済発展、産業研究、台湾地域研究
[email] Momoko_Kawakami E-mail
研究者情報(学歴・経歴・業績一覧)
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研究歴

1991年にアジア経済研究所に入所して以来、台湾を中心とする東アジアの産業発展の実証分析を行ってきました。一貫して関心を寄せてきたのは、国境を越えた経済リンケージの拡大・深化のプロセスと、これが東アジアの経済と社会に与えるインパクトです。1990年代には自動車、靴、工作機械、電子部品産業、2000年代にはパソコンをはじめとする各種IT機器とその部品、近年は半導体や医療機器を主な分析対象として、グローバルな生産ネットワークの展開とそのなかでの台湾の産業発展、この背後にある企業成長のメカニズムを分析してきました。また、台湾の大型ビジネスグループの所有・経営構造、イノベーション政策、中台経済関係等についても分析してきました。産業史・産業研究と台湾研究が、私の関心の二本柱です。

現在取り組んでいるテーマ

半世紀にわたってグローバルな生産ネットワークのなかで経済発展を遂げてきた台湾は、米国、中国とのあいだに極めて緊密な市場・技術リンケージを有しています。こうしたリンケージの歴史的な形成過程の分析、およびその近年の変化に焦点をあてて、以下のようなテーマに取り組んでいます。(1)中台関係のポリティカルエコノミー分析、特に中国による経済チャネルを通じた台湾統一攻勢の展開。(2)国際頭脳循環を介したシリコンバレーと東アジアのイノベーション・コミュニティー間リンケージ。(3)東アジアのイノベーション政策にみるアメリカ・モデルの浸透とその背景。(4)米中ハイテク覇権競争が台湾に与えるインパクト。また、(5)東アジアの経営史にジェンダー視点を導入する試みにも着手しています。