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研究者のご紹介

深尾 京司

深尾 京司 FUKAO Kyoji

深尾 京司 FUKAO Kyoji
[所属・役職] アジア経済研究所 ・所長、一橋大学・経済研究所特任教授
[専門分野] マクロ経済学、数量経済史、国際経済学
[email] Kyoji_Fukao E-mail
研究者情報(学歴・経歴・業績一覧)
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研究歴

1990年代初めまでは、固定的な生産要素、不完全情報、集積の外部効果、等の下でのマクロ動学や複数均衡問題、国際経済問題等について、理論的な研究を行いJPE、QJE、JER、JJIEなどの学術雑誌で発表して来ました。それ以降は生産性、国際経済、歴史統計の3分野の実証研究を中心に行っています。特に(1) 1930年代における日・韓・台間の購買力平価を当時のデータで直接推計し、3国の1人あたりGDPを比較したFukao, Ma and Yuan (2006)、(2) 1990年代の日本経済停滞の原因をサプライサイドの視点から分析したFukao and Kwon (2006)、(3) 詳細な貿易データを使って貿易パターンを分析し、東アジアでは1990年代以降、電機産業を中心に直接投資を通じて垂直的な分業を伴う産業内貿易が急速に拡大してきたことを示したFukao, Ishido and Ito (2003)、などがあります。

現在取り組んでいるテーマ

主に3つの分野で研究を進めています。第1に、マクロ・産業・企業レベルで、日本の全要素生産性を測定し、その決定要因を探る研究を行っています。また海外諸大学の研究者や経産省と連携し、生産性の国際比較を進めています。特に、プロセスおよびプロダクト・イノベーションの生産性への反映、M&Aの経済効果、サービス業生産性の国際比較、工場の生産性決定における立地と企業の無形資産の役割、無形資産と生産性の関係、等に関心があります。第2に、国際経済学の分野で、日本の対外・対内直接投資、東アジアの分業、中国の経済発展等を研究しています。特に、単価の異なる貿易財に体化された生産要素が異なるか否か、対日直接投資の影響、中国の成長の持続可能性、等に関心があります。第3に、物価、貿易、地域経済に関する歴史統計分析を行っています。中世から近代にわたる実質賃金の測定、明治初期からの府県別GDPの推計、等を進めています。