ポスト軍政のミャンマー—テインセイン政権の中間評価—
調査研究報告書
工藤 年博 編
2014年3月発行
この報告書は中間報告書です。最終成果は
工藤 年博 編『 ポスト軍政のミャンマー——改革の実像—— 』アジ研選書No.39、2015年11月13日発行
です。
「法の支配」の確立には、立法機能の強化のみならず、それを法に則ってどう執行するかという行政の機能、そしてかかる機能が法に合致しているか否かを判断する司法の機能がある。現体制になり勢いをます国会の動きは、他の機能と均衡がとれたものでなければならず、それは司法の独立にある。国会による憲法廷メンバーの弾劾が司法の独立にとって何を意味するのか、将来のミャンマーの司法のありかたを問う。