イスラエル国家の諸問題  

「イスラエル移民問題と中東の構造変化」研究会の総括報告。イスラエル政治の正統性の問題に焦点をあてて、国家としてのイスラエルをどう見るかを説く。「現代イスラエル政治」「中東和平と西岸・ガザ」の続編。

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■ イスラエル国家の諸問題
■ 池田 明史  編
■ A5判
■ 260pp
■ 1994年3月
■ 品切れ

CONTENTS

まえがき / 池田 明史

第1節 1993年9月合意の政治的文脈とその意義
第2節 中東紛争の構造的変容
第3節 「マドリード体制」の成立とその課題
第4節 「国家の主権」と「自治」をめぐる問題
第5節 「国家における主権」と「移民」をめぐる問題
おわりに

はじめに
第1節 問題の所在
第2節 イスラエルの主張する法的根拠
第3節 国際化案の系譜
第4節 エルサレム問題解決案の展開
おわりに

はじめに
第1節 修正主義運動の展開
第2節 ジャボティンスキーの民族観・国家観
第3節 「後継者」ベギンの民族観・国家観
第4節 ジャボティンスキーからメナヘム・ベキンへ-連続と断絶

はじめに
第1節 インティファーダの発生と組織化
第2節 インティファーダの限界
おわりに

はじめに
第1節 エチオピア・ユダヤ人とイスラエルへの移民
第2節 エチオピア・ユダヤ人の「ユダヤ性」をめぐる問題
第3節 近代国民国家とイスラエル宗教法
おわりに

第1節 オリエント系ユダヤ人の「帰還」
第2節 欧米系との差異と確執
第3節 社会経済的位置と経済開発
第4節 オリエント形社会の変容
第5節 オリエント系と政治社会の変動

はじめに 問題のグローバルな位置と諸相
第1節 冷戦とアメリカの難民受入れ政策
第2節 新しい難民受け入れ態勢の確立
第3節 旧ソ連系ユダヤ市民とアメリカ・ユダヤ人社会
第4節 ’Drop-Out’現象と2つのユダヤ人社会
おわりに