調査研究

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社会主義後の非公式な交換:カザフスタンの事例(2018_1_40_007)

概要

独立後のカザフスタンでは贈収賄の蔓延が深刻な社会問題となっている。個人的関係を利用して公式な手続きを回避するやり方はソ連時代から広まっていたが、市場経済化後は互酬的な便宜の交換よりも金銭の支払いがより顕著になった。本研究はカザフスタンの様々な分野において、一般の人々が日常生活や仕事の上の問題を解決するためにカネとコネを使うのはなぜなのか、またそれらをどのように使っているのかを考察する。さらに、非公式な支払いがルールとして定着している理由と、その蔓延が社会に及ぼす影響を明らかにする。

期間

2018年4月~2019年3月

研究会メンバー
[ 主査 ] 岡 奈津子


研究成果
  • 和文書籍外部出版