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調査研究

研究会一覧 2015年度

2015年度 研究テーマ:C-20
都市貧困層の社会運動への参加—サンパウロの住宅運動をめぐる制度化とエージェンシー

概要

本研究では「なぜ都市貧困層は社会運動に参加するのか」という問いを究明する。その際、社会運動をめぐる参加者の内面と構造の変化に注目し、理論的な大枠として、一部の社会学などで追究されている「構造」と「エージェンシー」の相互作用に依拠する。具体的には、近年のブラジルで普及や制度化が進む参加型行政という構造との関係における、社会運動に関わるサンパウロの都市貧困層というアクターの相互的な行為を分析する。アクターの主体的行為や内面的発展を意味するエージェンシーは、特に都市貧困層の場合その発揮が困難とされ、社会運動の先行研究でも参加との関係から追究したものは見られない。しかし都市貧困層も、政治的機会の増大した構造と相互行為する社会運動に関わることで、彼・彼女たちにとって実践が困難な主体的行為を行うこと、つまりエージェンシーの実現が可能であり、そこから得られる充実感などが都市貧困層の社会運動への参加を内面的に促していることを、本研究では究明する。

期間

2015年4月~2016年3月

研究会メンバー

[ 主査 ] 近田 亮平

研究成果

  • 英文単行書