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調査研究

研究会一覧 2013年度

2013年度 研究テーマ:B-3-01
マレーシア第13回総選挙-争点、結果、含意-

概要

マレーシアの第13回総選挙は非常に激しい争いになると予想される。その帰結は、現在の流動的な政局においては予測困難だが、権力構造の再編をもたらす可能性を秘めている。もし野党連合が2008年の前回選挙を上回る成績をあげれば、政治システムに変革が生じ、二大政党連合システムが発展するだろう。多元主義的な政治の実現と、地域間の権力バランス、政策レジームの改革も見込まれる。もし与党連合が野党の挑戦を退けて圧勝するならば、基本政策は維持されるが、これまでの民族を基軸とする代表と権力分有のシステムは制度疲労を起こすことになろう。選挙政治をめぐる今後の展開は予断を許さず、新たなアクターの登場や提携の再編、改革要求が組み合わさって第13回総選挙の帰結を定めることになろう。決定的に重要な争点は、選挙の実施の仕方である。与党連合と選挙管理委員会は、第13回総選挙は自由で公正なものになると主張しているが、野党連合と選挙改革を求める社会運動組織は、実施前にルールと手続きの改革を実行するよう要求している。選挙の結果、どの党派も過半数を取れない状態になるとしたら、政治システムは相当不安定な状態に陥るだろう。

期間

2013年4月~2013年9月

研究会メンバー

[ 主査 ] クー ブー テック
[ 幹事 ] 中村 正志
[ 委員 ] 鈴木絢女(福岡女子大学)

研究成果