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調査研究

研究会一覧 2012年度

2012年度 研究テーマ:C-10
紛争と和解:アフリカ・中東の事例から

概要

本研究会は、平成21~22年度に実施した「アフリカ・中東における紛争と国家形成」研究会での研究を踏まえ、紛争勃発後の時代を一種の国家形成プロセスとして捉える認識に立ち、そこで和解がどのようにかかわっているのかを事例研究を通して考察しようとするものである。従来研究で力点が置かれてきた人権侵害の歴史的清算や記憶の再構築(具体的には真実委員会や移行期正義を通して追究された)だけでなく、制度の再構築(司法はもとより、警察・検察ならびにそれを指揮監督する政府も含む)、民主主義の機能(正義や平等の実現に深く関わる)といった領域を視野に入れ、社会統合(市民的平等にもとづく統合もしくは国民統合)の確立として帰結する和解が、実現に至るまでに国家形成上のさまざまな側面と緊密に結びついていることを解明する。アフリカ・中東における紛争経験国を事例国として取り上げることで、この両地域の地域研究(とりわけ紛争研究、現代政治研究)への貢献を目指すと同時に、相互比較を土台にした理論的知見を導出することも試みる。本研究会は初年度である平成23年度に引き続き実施されるものであり、本年度が最終年度となる。本年度は、前年度に取りあげたイラク、シリア、ケニア、ソマリア、南アフリカに加え、さらにルワンダとコートジボワールを事例として追加し、相互に事例研究を照らしあわせながら、紛争と和解をめぐる研究を深化させていく計画である。

期間

2011年4月 – 2013年2月

研究会メンバー

[ 主査 ] 佐藤 章
[ 幹事 ] 津田 みわ
[ 委員 ] 武内 進一
[ 委員 ] 遠藤貢 (東京大学大学院総合文化研究科・教授)
[ 委員 ] 青山弘之 (東京外国語大学総合国際学研究院・准教授)
[ 委員 ] 阿部利洋 (大谷大学文学部・准教授)
[ 委員 ] 山尾大 (九州大学比較社会文化研究院・講師)

研究成果