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調査研究

研究会一覧 2012年度

2012年度 研究テーマ:C-02
アジア農村における地域社会の組織形成メカニズムに関する研究

概要

発展途上国の農村開発において、住民組織化の重要性はこれまで繰り返し述べられてきたところである。例えば住民が小規模金融組織を作れば、政府やNGOが個々の住民を対象に資金を供給するよりも効率的に資金管理ができ、また住民の経済的自立や交渉力強化にもつながるとされる。しかし一方で、そうした住民の組織作りがそれほど容易ではないことも、これまでの経験から明らかになっている。開発支援機関が資源と人員を特定農村に集中して投入しない限り組織が作られず、また組織ができても、支援者が引き上げた後は持続しないというケースが、しばしば報告されている。このことは、これまでの開発実践が、特定開発目的のための住民組織(開発組織)を作れたとしても、開発組織を作り出す農村地域内のメカニズム(地域社会の組織力)を作ることに必ずしも成功していないことを意味する。そして持続的・自生的開発のために必要なのは、こうした地域社会の組織力を見いだし、活用し、育てることなのである。本研究は、途上国農村において住民が自らを組織し、地域の開発に自立的、持続的に参加する仕組みを、地域社会の中にいかにして見いだし、またいかに働きかければよいかを明らかにするものである。

期間

2011年4月 – 2013年2月

研究会メンバー

[ 主査 ] 重冨 真一
[ 幹事 ] 岡本 郁子
[ 委員 ] 山田 七絵
[ 委員 ] 岩井 美佐紀 (神田外語大学外国語学部教授)
[ 委員 ] 葉山 アツコ (久留米大学経済学部准教授)
[ 委員 ] 島上 宗子 (京都大学東南アジア研究所・特任研究員)
[ 委員 ] Akina Venkateswarlu (Senior Fellow, Centre for Economic and Social Studies, India)

研究成果