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調査研究

研究会一覧 2012年度

2012年度 研究テーマ:B-1-08
自然災害の社会経済的影響と慢性的貧困: バングラデシュ低地の洪水による自然実験と家計パネル調査

概要

バングラデシュの河川中州(charと呼ばれる)に住む人々は、季節的な洪水によって資産と身体を失う危険にさらされている。中州の多くは水面との標高差が少なく、砂を構成とする中州は水の浸食を受けやすいためである。洪水が来るのは予期できるが、その規模はモンスーンの雨量とヒマラヤ山系の雪解け水の料に依存しており、正確な予想は難しい。
中州での洪水被害は河岸での洪水被害とは異なる。第一に、中州は河岸よりも洪水の危険性が高く、頻繁に避難を要する。第二に、中州の洪水被害は長引くため、半永久的な移住を促す可能性がある。第三に、洪水被害時に負う債務によって、中州居住者は労働を先売りして、将来の賃金を前借りしてしまう。第四に、浸食が激しいために、資産への長期的な投資が阻まれやすい。
河川水量が個人の所得に対して外生的に変動することを利用して、洪水が居住者の所得や移住に与える影響を計測する。

期間

2012年4月 - 2013年2月 

研究会メンバー

[ 主査 ] ションチョイ アブー
[ 幹事 ] 伊藤 成朗

研究成果

写 真

A typical Char in Bangladesh
A typical Char in Bangladesh
Boat is the only way of transportation
Boat is the only way of transportation
Erosion is very frequent and common
Erosion is very frequent and common