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調査研究

研究会一覧 2010年度

2010年度 研究テーマ:2-02
2005年国際産業連関表の作成と利用(II)

概要

アジア環太平洋地域における近年の産業構造や生産ネットワークの変化には目を見張るものがある。2001年の中国のWTO加盟をはじめとするアジア諸国間の市場開放は、ヒト・モノ・サービスの移動を拡大させ、日系企業を中心とする外資生産拠点の再配置を促した。また、近年では中国に続いてインド、ブラジル、ロシアなどの新興市場国が台頭しており、これらの国々の成長にも影響され、アジア諸国の生産ネットワークはより複雑さを増しつつある。

このような背景のもと、国際的な産業間ネットワークの構造変化を定量的に捉えるデータ及び分析ツールに対するニーズは高まりつつあると言える。アジア国際産業連関表は、こうしたニーズに応え得る有力なツールであるが、最新の表は2000年が対象であるため、上記の変化を十分に計測することはできない。したがって、2001年以降のダイナミックな変化を捉えるためにも、より直近の2005年を対象としたアジア国際産業連関表の作成が求められている。

本研究会は、こうした要請に応えるべく、各国の共同研究機関とともに、2005年アジア国際産業連関表および2005年BRICs国際産業連関表を作成する。

期間

2010年4月 - 2011年3月

研究会メンバー

[ 主査 ] 猪俣 哲史
[ 幹事 ] 桑森 啓
[ 委員 ] 玉村 千治
[ 委員 ] 内田 陽子
[ 委員 ] 佐野敬夫 (前岐阜聖徳学園大学経済情報学部教授)

研究成果

  • 2011年3月:猪俣哲史・桑森啓編『国際産業連関表の作成と利用(II)』 アジア国際産業連関シリーズ

ミッション区分

研究会情報

アジア経済研究所の国際産業連関表事業は、現在まで30年以上続けられている。事業の包括的な成果としては、各国の産業連関表や国際産業連関表の作成方法および分析事例を紹介した以下の報告書がある。
  • 佐野敬夫・中村純・玉村千治編『アジア国際産業連関分析ハンドブック-作成と分析の手法』(調査研究報告書)アジア経済研究所、2004年3月
また、各年度における成果はアジア国際産業連関シリーズとしてNo.1からNo.73まで公刊されている。最近の成果としては、以下が公刊されている。
  • 中村純・内田陽子編『国際産業連関(Ⅰ)-アジア諸国の産業連関構造-』アジア国際産業連関シリーズNo.60、日本貿易振興会アジア経済研究所、2002年3月
  • 岡本信広編『中国の地域間産業構造(Ⅰ)-地域間産業連関分析-』アジア国際産業連関シリーズNo.61、日本貿易振興会アジア経済研究所、2002年3月
  • 中村純・荒川晋也編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅱ)』アジア国際産業連関シリーズNo.62、日本貿易振興会アジア経済研究所、2003年3月
  • 岡本信広編『中国の地域間産業構造(Ⅱ)-地域間産業連関分析-』アジア国際産業連関シリーズNo.63、日本貿易振興会アジア経済研究所、2003年3月
  • 中村純・荒川晋也編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅲ)』アジア国際産業連関シリーズNo.64、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2004年3月
  • 岡本信広・猪俣哲史編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅳ)』アジア国際産業連関シリーズNo.65、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2005年3月
  • 岡本信広・猪俣哲史編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(V)』アジア国際産業連関シリーズNo.66、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2006年3月 (*在庫切れ。ただし,以下より全文をダウンロード可能。
    国際産業連関 -アジア諸国の産業連関構造- (Ⅴ)』(調査研究報告書)アジア経済研究所、2006年3月 )
  • Inomata, S. and H. Kuwamori (eds.), Compilation of the International Input-Output Table for the BRICs -A Feasibility Study- (BRICs国際産業連関表の可能性), Asian International Input-Output Series, No. 71, Insititute of Developing Economies, JETRO, March 2008.
  • 猪俣哲史・桑森啓編『BRICs国際産業連関表の作成と利用』アジア国際産業連関シリーズNo.73、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2009年3月

このほか,アジア国際産業連関表などを用いて分析や推計手法の検討を行った成果物としては以下のようなものがある。