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調査研究

研究会一覧 2009年度

2009年度 研究テーマ:4-14
トルコの公共性

概要

トルコでは、「上からの近代化」を経験した途上国社会の多くがそうであるように、公共領域は長らく国家にほぼ独占され、とりわけ伝統/近代の二分法的思考のもとで「伝統的」と見なされ啓蒙と教育の対象とされる人々—農民、信仰心の篤い人々、貧困層など—は公論の形成から実質的に排除されてきた。1990年代半ばに市民社会組織の活動が自由化されると、国家から独立した言説空間がミドルクラスを中心に拡大するが、注目すべきは、ミドルクラスのみならず、これまで声を奪われてきたこれらの人々の間でも公共圏が生成されつつあることである。本研究会ではイスラーム復興運動、スクウォッター地域の防災活動、および貧困層の生活問題の三領域における公共圏の生成過程の分析を通じて、トルコの公共性の性格の一端を明らかにする。

期間

2009年4月 - 2010年3月

主査名

研究会メンバー

村上 薫
澤江 史子 (東北大学大学院国際文化研究科准教授)
木村 周平 (京都大学東南アジア研究所特定助教)

研究成果

ミッション区分