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調査研究

研究会一覧 2009年度

2009年度 研究テーマ:4-12
ラテンアメリカにおける「代表構造」の転換とその政治的意義

概要

本研究は、最近のラテンアメリカ政治研究で展開されている「左傾化」の議論、「代表制の危機」論、組織に着目したポピュリズム論、「新しい社会運動」再訪論などを再検討し、各々議論で不十分にしか言及されていない論点を、政治/社会運動の分析を中心に置きながら、「代表構造の転換」という観点から捉えなおすことを目的とする。具体的には、これまでに行ったエクアドル・ボリビアにおける政治/社会運動、および、それら連合体である運動型政党についての考察を、他国の事例を踏まえて再検証し、最近当地域で確認できるいくつかの代表構造を3つの類型から捉え、その様態や帰結について論究する。対象国は、2008年4月に、かなりの社会的影響力を持つ政治運動(MST)と近い運動型政党(APC)が近頃政権を奪取したパラグアイ、そして、かつてはこのような社会運動と政党の連携が見られたが、政党政治が復活する中で、そうした紐帯が綻びつつあるメキシコである。そこで、中央アンデス諸国の事例分析で行ったのと同様、これらの諸国について、1)政治/社会運動や運動型政党が勃興してきた背景、2)概してこれらの運動の進化型である運動型政党が構成要素となる、新たな政党システムの特徴といった観点から概観し、そもそも両国における代表構造の転換のいかんとその実態を、この3つの類型化を通じて探る。

期間

2009年4月 - 2010年2月

主査名

研究会メンバー


ミッション区分