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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:4-30
ミャンマーにおける中小企業の成長と変容—民間製糖業の事例—

概要

ミャンマー政府は1990年代以降、砂糖産業を重要産業と位置づけ、増産政策を強力に推進してきた。砂糖増産政策の主役は新規に建設された国営製糖工場群であったが、大規模工場を主体とするこの体制は効率的な生産システムに帰結せず、今世紀に入って国営製糖工場の生産は伸び悩んでしまう。

他方、ほぼ同時期に、地場の中小企業が相次いで製糖業に参入し、上ビルマのマンダレーに一大集積地を形成した。民間製糖部門は政府の増産政策の埒外で、原料調達、資金調達、技術などの面で国営製糖部門に比べて圧倒的に不利な政策・ビジネス環境におかれてきた。しかし、製糖業において成功を収めたのは民間中小企業の方であった。

なぜ、民間中小企業は製糖業において成長することが出来たのだろうか。そこには、拡大する国内市場、新規開墾によって登場した原料供給地、(原料・製品の)生産・物流ネットワークの形成、在来・適性技術の採用と改善、開拓農民の資本蓄積と製糖業への参入など、様々な要因があったと言われている。本研究はこれまで注目されてこなかった民間製糖業に焦点をあて、その発展要因を明らかにする。こうした事例研究は、ミャンマー中小企業研究の深化にもつながると期待される。

期間

2007年4月 - 2008年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

「アジア経済」にて発表予定。

ミッション区分