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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:4-28
改革後中国農村の市場化と組織再編—中間組織の役割に関する一考察

概要

1980年代の中国の農村改革は、当初農家の生産意欲を引き出すことに成功した。ところが農村経済の市場化が一定程度進展すると、農業生産、販売に必要な経済サービスを農家に供給し、個別農家と市場を仲介する中間組織の不在が問題となってきた。人民公社解体後の中国農村では、村レベルの末端行政組織と零細な家族経営からなる二重経済体制(中国語で「双層経営体制」)が経済基盤を担うとされ、末端行政組織が中間組織として機能することが想定されている。

しかし、農家に対する経済サービスは実態として過少供給に陥っており、近年では農協や企業など公的部門以外の組織が政府の役割を代替する事例が数多く報告されている。中央政府はこのような農村組織の再編が、現在中国が直面する「三農問題」、すなわち農業生産の停滞、農村経済の停滞、都市と農村の所得格差拡大の打開策の一つとなることに期待を寄せている。

本研究では、こうした新しいタイプの中間組織生成のメカニズムと農家経営の変容を、実地調査に基づき経営・経済学的手法によって分析する。

期間

2007年4月 - 2008年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

2008年「アジア経済」に発表予定。

ミッション区分

  • 貧困削減