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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:4-23
メコン地域開発研究—動き出す国境経済圏

概要

アジア開発銀行(ADB)の大メコン圏(GMS)経済協力プログラムは、FTAとともに、地域統合を推進する原動力として位置付けられている。国境をまたぐ交通インフラを開発することで、国境貿易を活性化させ、ラオスや中国雲南省のように「陸に閉ざされた」国・地域の港湾へのアクセスを改善することが期待されている。このため、従来「辺境」として経済発展の波が及び難かった内陸の国境地域における貧困削減をも、同時にめざしたものである。

しかし、国境貿易を活性化させるには、インフラ開発に加えて、輸出国と輸入国とで2回行われる通関手続きを1つにするシングル・ストップ通関や、輸出国の車両が荷物の積み替えをせずに輸入国に入れるトラック・パスポートなど、越境交通協定(CBTA)の制度設計も必要である。

他方、国境経済が発展するなかで、負の動きも報告され始めている。貧しい地域の女性や子供を都市部に移住させ強制労働を課すヒューマン・トラフィッキングや、人の移動の活発化に伴うHIV/AIDSや動植物の取引を通じた鳥インフルエンザなどの感染症の問題も浮上している。

メコン地域内で形成されつつある国境地域の経済発展状況は多様であり、また直面している問題もその地域によって異なる。域内の主要な国境地域の経済・社会状況や法制度に焦点をあてることで、GMS経済協力の望ましい方向性を示すことを、本研究では行うこととする。

期間

2007年4月 - 2009年3月

主査名

研究会メンバー

石田 正美
ケオラ スックニラン
平塚 大祐
工藤 年博
池部 亮 (JETRO広州事務所次長)
恒石 孝雄 (IDE-JETROバンコク事務所長)

研究成果

ミッション区分