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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:4-10
中東諸国におけるミクロデータの蓄積と経済実証分析の現状

概要

中東諸国を対象とした経済実証研究を行う上での最大の制約は統計データの不備である。詳細なデータは無論の事、マクロデータの公開が進んでいない国も多く、経済モデルや仮説を数量的に検証することは困難であった。また、これまでに公表された中東諸国に関する数量分析の多くは、未公開データに基づくものか、研究者個人が収集した小規模な標本データによるものが多く、結果の普遍性や位置付けを判断することが困難であった。

しかしながら、1990年代後半以降、エジプトなどいくつかの国で、国際機関や現地研究機関などによる大規模なミクロデータの収集が行われ、現在までにその一部が公開されている。また、株式市場の整備・発展に伴い、上場企業の財務データなどが蓄積されつつある国もある。

こうした近年のミクロデータの公開・蓄積に伴い、エジプトなど一部の国では、ミクロデータに基づく実証研究の萌芽が見られる。今後一段と民間部門の発展が重要となるなか、ミクロデータに基づく実証分析は経済の実態を客観的に理解するものとして、中東においても重要性を増すと考えられる。

以上のような状況認識を踏まえ、本研究会では、中東諸国のなかでミクロデータの蓄積・公開の進む国について、ミクロデータの整備状況の調査およびそれらを使った実証研究を整理する。それは、家計や企業といった経済主体の実態を数量的に理解することを可能にするものであり、また実施可能な研究テーマの選定など、今後の中東経済実証研究に有用な基礎情報を提供するものであると考える。

期間

2007年4月 - 2008年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

ミッション区分