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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:4-06
カンボジア農村の復興と発展 -クロムサマキからグローバリゼーションまで-

概要

ポルポト政権によって既存の社会関係をいったん全面的に剥奪されたカンボジア農民は、1979年に同政権が崩壊した後、いかにして社会関係を再建していったのか。本研究会の目的は、この問題意識に立って、土地所有や就労などについて農村世帯レベルで何が行われてきたのかを明らかにし、英文で発信することである。

1975年4月、民族統一戦線が第2次インドシナ戦争のカンボジアにおける勝利を収めた後、実権を掌握したのはポルポト派であった。ポルポト政権は「すべての重要な生産手段は、人民国家の集団所有とし、人民集団の共有財産とする」(民主カンプチア憲法第2条)との憲法規定のもと、国民の私的所有権を土地に関するのみならずほぼ全面的に否定した。さらには、強制移動や、男女別・年齢別の集団で生活や労働をさせることによって、既存の社会関係も破壊した。

1979年1月、ポルポト政権は放逐され、人民革命党政権が成立した。これ以後の期間、すなわち1992年の国連暫定機構(UNTAC)発足や1993年の制憲議会選挙の実施までのおよそ十数年間に対してカンボジア国内に向けられてきた学問的興味は驚くほど少ない。

一方、提案者は入所来、この無視されてきた1980年代に着目し、いつかの成果をあげてきた。その結果、現在のカンボジア農村の理解には、1980年代の農村の復興過程についての理解が不可欠であると考えるに至った。したがって、提案者は、これまでの研究蓄積をさらに発展・深化させて一冊の書(英文)として世に問うべき時期が来たと考えている。

期間

2007年4月~2008年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

ミッション区分