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調査研究

研究会一覧 2007年度

2007年度 研究テーマ:2-04
2005年アジア国際産業連関表の作成と利用

概要

アジア環太平洋地域における近年の産業構造や生産ネットワークの変化には目を見張るものがある。2001年の中国のWTO加盟をはじめとするアジア諸国間の市場開放は,ヒト・モノ・サービスの移動を拡大させ,日系企業を中心とする外資生産拠点の再配置を促した。また,近年では中国に続いてインド,ブラジル,ロシアなどの新興市場国が台頭しており,これらの国々の成長にも影響され,アジア諸国の生産ネットワークはより複雑さを増しつつある。

このような背景のもと,アジア諸国の産業間ネットワークの構造変化を定量的に捉えるデータ及び分析ツールに対するニーズは高まりつつある。アジア国際産業連関表は,こうしたニーズに応え得る有力なツールであるが,最新の表は2000年が対象であるため,上記の変化を十分に計測することはできない。従って,2001年以降の変化を捉えるためにも,より直近の2005年を対象としたアジア国際産業連関表の作成が求められている。

本研究会では,こうした要請に応えるべく,アジアの共同研究機関とともに,2005年アジア国際産業連関表を作成する。2007年度は,国際産業連関表作成の技術的な問題点の解決を行うことを主眼とする。特に,国際産業連関モデルの構築手法を一般化するとともに,新たな実証分析への応用可能性をも探る。

期間

2007年4月 - 2008年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

2008年3月:猪俣哲史編『国際産業連関表の作成と利用』アジア国際産業連関シリーズ

ミッション区分

研究会情報

アジア経済研究所の国際産業連関表事業は、現在まで20年以上続けられている。事業の包括的な成果としては、各国の産業連関表や国際産業連関表の作成方法および分析事例を紹介した以下の報告書がある。
  • 佐野敬夫・中村純・玉村千治編『アジア国際産業連関分析ハンドブック-作成と分析の手法』(調査研究報告書)アジア経済研究所、2004年3月

また、各年度における成果はアジア国際産業連関シリーズとしてNo.1からNo.69まで公刊されている。最近の成果としては、以下が公刊されている。
  • 中村純・内田陽子編『国際産業連関(Ⅰ)-アジア諸国の産業連関構造-』アジア国際産業連関シリーズNo.60、日本貿易振興会アジア経済研究所、2002年3月

  • 中村純・荒川晋也編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅱ)』アジア国際産業連関シリーズNo.62、日本貿易振興会アジア経済研究所、2003年3月

  • 中村純・荒川晋也編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅲ)』アジア国際産業連関シリーズNo.64、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2004年3月

  • 岡本信広・猪俣哲史編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(Ⅳ)』アジア国際産業連関シリーズNo.65、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2005年3月

  • 岡本信広・猪俣哲史編『国際産業連関-アジア諸国の産業連関構造-(V)』アジア国際産業連関シリーズNo.66、日本貿易振興機構アジア経済研究所 2006年3月