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調査研究

研究会一覧 2006年度

2006年度 研究テーマ:4-29
開発問題と福祉問題の相互接近-障害を中心に

概要

開発途上国の貧困問題の解決のためには、貧困者の中で20%から30%%を占めると言われる身体障害者の問題の解決は不可避である。農村部の障害者に至っては、ほぼ100%が貧困層であるとも言われている。こうした問題に対し、福祉・慈善的なアプローチではなく開発アプローチの観点から取り組んでいくことは現在、喫緊の問題であり、それに資する研究を以下のような社会科学的観点から行う。

(1)国連や世銀など国際的機関における開発問題と福祉問題の接近の状況-特に障害者の権利条約制定の動き-について整理する。

(2)開発途上国の障害者についてのアプローチの整理と問題点-世界的な障害観の医学モデル(障害は個人の問題で治療すべきものである)から社会モデル(障害は社会がそれに対応していないことから問題となるのであって、社会的な問題であり、社会の側での変革も必要とされる)への転換の動きと開発途上国での実践に与える影響を分析する。ケース・スタディとしてカメルーンとフィリピンを取り上げる。

(3)開発途上国の障害者支援を支えるアプローチとしてのCBR(コミュニティに根ざしたリハビリテーション)の概念を整理し、その動向を検証する。

(4)開発途上国の福祉を支える法制度についてのアプローチの整理と問題点-経済発展・自由主義経済化の流れの中で障害者施策を支える法制度がどのように変化してきたか-を明らかにする。ケース・スタディとして中国を取り上げる。

期間

2005年4月 - 2007年3月

主査名

研究会メンバー

森 壮也
小林 昌之
野上 裕生
亀井 伸孝 (関西学院大学COE特任助教授)doc
長瀬 修 (東京大学大学院経済学研究科COE特任助教授)
中西 由起子 (アジア・ディスアビリティ・インスティテート代表)

研究成果

ミッション区分

  • 貧困削減

研究会情報

研究会に関連して「障害と開発」に関わる話題 を提供するメーリング・リストを運営しています。大学等の研究者、大学院生、開発援助機関関係者、障害当事者団体の援助関係者等の方の参加を歓迎しております。ディシプリンは問いません。参加希望の方は、主査までメールでご連絡下さい。

関連文献: