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調査研究

研究会一覧 2006年度

2006年度 研究テーマ:4-08
少数民族の動員と国際関係—カザフスタンにおける「三つ巴」関係の分析

概要

ソ連崩壊後、民族紛争の発生がしばしば予測されたにもかかわらず、カザフスタンは政治的な安定を維持することに成功してきた。なかでも多くの人口を擁し、ロシアと国境を接するカザフスタン北部に集住するロシア人が、領土的自治、あるいは同国からの分離を要求するのではないかと議論された。本研究は、カザフスタンがなぜ大規模な動員や深刻な紛争を回避できたのかという問題を、国家による民族運動の統制と、それを可能にした国際環境から考察する。

本研究は、民族的亀裂を管理する国家の戦略を明らかにするとともに、カザフスタン、そこに住む少数民族、およびその「同族国家」(民族的同胞が多数派を占める国家)あるいはその民族的故郷を支配する国家のダイナミックな相互作用を詳細に分析する。カザフスタンの少数民族としては、先行研究でもっとも注目されてきたロシア人に加え、ウズベク人、ウイグル人、朝鮮人をとりあげる。これらの4つの集団を比較することにより、本研究は「ホスト国」、少数民族、およびその民族的故郷のあいだの関係の多様性と共通点を明らかにする。

期間

2006年4月 - 2007年3月

主査名

研究会メンバー


研究成果

最終成果は、I.D.E. Development Perspective Seriesとして2007年に刊行予定。

ミッション区分