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採用・募集情報

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研究マネージメント職インタビュー

片岡 真輝(2013年度入所 研究企画部 研究連携推進課所属)

今井宏平

「簡単な自己紹介をお願いします。」

大学時代に国際法に触れたことで、国際問題に関心を持つようになりました。そこで、イギリスのニューカッスル大学に留学し、移行期正義や民主化といった分野を勉強し、国際関係学の修士号を取得しました。大学院修了後は、オーストラリアのシンクタンクでインターンをした後、国際NGO、在外公館の専門調査員を経験し、2013年よりアジア経済研究所に勤務しています。

「研究マネージメント職として、どのような業務を担当していますか?」

2013年12月にインドネシアのバリ島で開催された「Bali Trade and Development Symposium」で、2つのセッションを開催しました。本シンポジウムは、WTO閣僚会合のサイドイベントとして開催されたものであり、30以上の研究機関、大学、国際機関が参加しました。この国際的なイベントにおいて、アジア経済研究所が蓄積してきた研究成果を効果的に発信するため、アジェンダの設定から招聘者の選定、主催団体との調整などを研究者や他の研究マネージメント職などと連携しながら行いました。アジア経済研究所では、政策当局のニーズを踏まえ、即応性の高い研究課題について研究する「政策提言研究」という枠組みがありますが、このイベントのように多くの研究機関や国際機関、そして日本政府団が集まる場での効果的な成果発信は、政策への貢献に資するのみならず、国際社会におけるアジア経済研究所の認知度向上にも繋がります。 このシンポジウムでも、アジア経済研究所が2012年度より実施している「WTOドーハラウンドは後発発展途上国に何をもたらしたか」と題する政策提言研究会の成果を発表しました。また、国連工業開発機関(UNIDO)と連携して実施している、食品安全規制の違反事例に関するデータ分析を行う研究の成果についても発表しました。こうした機会を捉えて積極的かつ効果的に研究成果の発信に繋げていくことも、研究マネージメント職の大事な仕事の一つです。
また、このような国際イベントの場は、世界的な研究の潮流や注目されている研究を知る絶好の機会です。そこで、このような場では、各国からの研究者や政府関係者とできるだけ多く交流することにしています。そうすることで、今後の研究企画に役立つ情報が得られますし、様々な機関とネットワークを構築することで、将来的な連携に繋がる可能性もあります。

「新人研マネに期待することは?」

研究マネージメント職は新しい仕事であり、様々な仕事を自分達で作り上げていかなければなりません。その意味で、何事にも積極的にチャレンジする姿勢が求められます。確かにゼロからのスタートは困難が伴いますが、行動に移すことで必ず何らかの成果は出てきますので、研究マネージメント職には、行動力のある人が向いていると思います。また、研究マネージメント職は、とにかくたくさんの人と一緒に仕事をしますし、仕事内容も多様です。したがって、交渉力や営業力、プレゼン力、折衝能力といったいわゆるコミュニケーション力が基本になります。このコミュニケーション力をフルに活用することで、政策担当者のニーズを把握したり、国際的なシンクタンクにアジア経済研究所をプロモートしたり、はたまた研究者からの要望を吸い上げたりと、多くの仕事が生まれていきます。やはり、基本は「人」です。色々な人とのコミュニケーションを通じてたくさんの仕事を発掘し、粘り強く成果へつなげていける人を期待しています。

佐々木 晶子(2013年入所 研究企画部 研究連携推進課所属)

佐々木晶子

「簡単な自己紹介をお願いします。」

2013年6月に入所いたしました。大学では行政学を専攻し、その後はスウェーデンの大学院で持続可能なまちづくりをテーマにSpatial Planning(空間計画)の修士号を取得しました。卒業後は日本の地域づくりについて学びたいと思い、島根県の地域づくりに携わる民間シンクタンクに就職しました。欧州→島根→アジ研という道順をよく不思議がられますが、自分の中では国を超えて持続可能な都市および農村開発に何らかの形で関わりたいという思いが軸になっています。

「担当した研究マネージメント業務で、最も印象に残っているものは何ですか?」

中国・上海社会科学院との研究交流協定の締結から連携研究の開始まで、ゼロから海外の研究機関との研究企画の立ち上げに携わったことです。昨年、上海社会科学院からの来訪をきっかけに研究交流がスタートし、ワークショップやシンポジウムの開催に向けた資料作成、ロジ等の支援や先方の担当者との協議等を行いました。研究交流を機に来年度より連携研究を実施することとなり、連携研究を作り上げていくフェーズから関わることが出来た大変貴重な機会だったと思います。

「研究マネージメント職として、大切にしていることは?」

現段階では、アジ研文化を学び、とにかく沢山吸収することです。「社会のニーズとアジ研の貴重な研究をつなぐ研究企画が行ってみたい」と考えて就職しましたが、まずはどのような研究者がおり、これまでどのような研究が蓄積されてきたのか、またアジ研の強みや風土を学ばないと始まりません。研マネとして何をするのか、正直まだまだ迷走中ですが、学びの中から見つけていきたいと思っています。