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フィリピンにおける企業情報開示と企業研究

調査研究報告書

2014年3月発行
フィリピンに関する企業研究はこれまで、財務データの入手制約を理由として非上場企業を含む研究は停滞してきた。本研究会では、国内企業の資本関係、投資・資金調達動向に関する分析を進めるため、包括的かつ時系列分析が可能な企業データ基盤の作成を企図した。おもに同国証券取引委員会が2010年よりウェブサイトで公開するようになった全登録企業の財務諸表をもとに、端緒として、1990年代中盤から現在まで同国輸出の6~8割を占める製造業部門と、企業金融のあり方を分析する上で不可避である金融部門を対象としている。
今年度の成果では、(1)開示項目の増減や詳細の程度など時系列での変化、(2)個別企業および業種間での表示通貨や単位(桁表示)の差異、(3)収益性指標の統一などに関して、さらにデータの一貫性を高める必要があることが判明した。将来的な研究成果につなげるため、継続的な精緻化を行っていく予定である。