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東北アジア経済圏の胎動 : 東西接近の新フロンティア  

アジアの経済圏シリーズ

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東北アジア地域における東西緊張緩和、中国などの対外開放政策の進展とともに、日本・中国東北部・南北朝鮮およびロシア極東地域からなる東北アジア経済圏の形成の動きが注目されつつある。本書は最新のデータに基づいて、地域内の発展の可能性と方向を描く。


アジアの経済圏シリーズ 東北アジア経済圏の胎動 : 東西接近の新フロンティア ■ 東北アジア経済圏の胎動 : 東西接近の新フロンティア
■ 嶋倉 民生  編
■ B5判
■ 341pp.
■ 1992年発行
■ ISBN4-258-23002-0
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CONTENTS

表紙・目次等 pdf

はしがき pdf / 嶋倉 民生

第1章 序論—東北アジア経済圏形成への胎動 pdf / 嶋倉 民生
第1節 「環日本海経済圏」と「東北アジア経済圏」
第2節 中国・東北三省現地での対話から
第3節 「東北アジア経済圏」と「東北現象」
 1.沿海と内陸-東西格差
 2.沿海南部と沿海北部-南北格差
 3.重工業の東北・軽工業の華南
 4.重工業高成長の沿海南部
 5.「東北現象」の要因考察
第4節 華南から北上する「市場経済」
むすび

第2章 東北アジアの地域貿易と相互依存 pdf / 今井 健一
はじめに
第1節 地域内貿易の概観
 1.貿易マトリックスによる検討
  日本の地域内貿易/勧告の地域内貿易/中国の地域内貿易/中国東北三省の地域内貿易/旧ソ連・北朝鮮の地域内貿易/日・韓・中三極体制の形成へ
 2.輸出結合度による分析
  日・韓・中の輸出結合度/旧ソ連・北朝鮮の輸出結合度
第2節 生きない相互依存関係の形成-日・韓・中を中心として
  地域液剤権としての東北アジア地域
 1.工業製品貿易における韓国・中国の分業の展開
  韓国・中国-輸出の構造変化/韓国・中国の比較優位構造/東北三省の品目別輸出パターン-一次産品依存からの転換
 2.需要者・供給者としての日本
  需要者としての日本の役割/供給者としての日本の役割
 3.中韓経済関係の進展
  中韓貿易の内容
第3節 東北アジアにおける経済圏形成の方向
 地域経済圏の将来像-西太平洋地域の局地経済圏へ/地域経済圏の意義/今後の課題-中韓両国における輸出・産業構造調整

第3章 中国と東北アジア諸国との経済関係 pdf / 馬 成三
はじめに-ますます重要の度を増す対東北アジアの経済関係
第1節 中国と日本との経済関係
 1.新たな発展を見せる中日貿易
 2.日本の対中直接投資と資金協力
 3.1990年代の課題
第2節 中国とソ連との経済関係
 1.曲折の多い中ソ経済関係
 2.活況を呈する国境貿易と労務・技術関係
 3.中国の対CIS諸国との経済関係の展望
第3節 中国と朝鮮との経済関係
 1.中朝貿易の発展
 2.1980年代以来の変化
第4節 中国と韓国との経済関係
 1.急増している中韓貿易
 2.韓国の対中直接投資

第4章 中国東北地区の経済発展 pdf / 栗林 純夫
第1節 「東北地区」の概念
第2節 経済発展の趨勢
 1.人口増加と経済成長
 2.経済成長の要因-需要構造の変化
  蓄積率と投資効率/投資構成の推移/貿易と外資導入
 3.経済成長の要因-供給構造の変化
第3節 東北地区の経済地理と地域連携
 1.遼寧省
 2.吉林省
 3.黒龍江省
 4.東北地区の全体像
第4節 東北地区開発の展望
 1.新しい経済論理の浸透
 2.新しい物流ネットワークの可能性
 3.産業政策の新たな視点
  国営企業の効率改善/新たな資本蓄積源の確保
 4.おわりに

第5章 ロシア極東地域の経済発展と対外経済関係—不合理な国内分業からの脱却と国際分業への転換 pdf / 蓮見 雄
はじめに
第1節 ペレストロイカのもとでの極東地域の胎動
 1.連邦の解体 
 2.経済危機
 3.極東地域の経済的自立への動き
第2節 ソ連経済における極東地域の地位
 1.豊かだが未開発の資源
 2.産業配置
 3.不合理な地域分業と産業構造の欠陥
第3節 対外経済関係の現状
 1.一般貿易
  貿易構造/貿易の地域構造
 2.貿易形態の多様化
  国境貿易・沿岸貿易/コンペンセーション
 3.外資導入の現状
  ソ連における外資導入の現状/極東地域のける外資導入の現状
第4節 極東地域開発構想
 1.従来の開発構想
 2.新たな開発構想
 3.経済特区構想
  ナホトカ特区/サハリンの独自の立場/大ウラジオストク自由経済地域構想
第5節 東北アジア経済圏形成に負えkるロシア極東地域の役割

第6章 朝鮮民主主義人民共和国の経済と対外経済関係 pdf / 谷浦 孝雄
はじめに
第1節 北朝鮮の社会主義建設と対外経済関係
 1.「自立的民族経済」路線の確立
  深刻化する経済/経済困難の根は1960年代に/1970年代の経済拡大と外資導入/
対外債務の焦げつきと自立的民族経済路線の強化
 2.自立的民族経済路線がもたらしたもの
  人材開発の歪曲/社会的分業の後退と大衆動員の恒常化/経済の「非経済化」-コスト概念の蒸発
 3.自立的民族経済の矛盾
  経済の二重構造-国家経済と「非公式経済」/対外貿易の「生命線」化
第2節 開放政策と「東北アジア経済圏」
 1.合営事業の推進
  合営法の制定とその背景/在日朝鮮人が主役
 2.「自由経済貿易地帯」の設置とその背景
  東北アジア経済協力への参加/「友好貿易」の中止
第3節 今後の展望
 1.開放化と政治改革
  唯一指導体制の閉塞性/体制維持と開放化の調和
 2.開放化と在外コリアンの役割
  在外コリアンの潜在力/東北アジア経済交流と在外コリアンのネットワーク

第7章 韓国の対北方経済関係の発展と東北アジア経済圏 pdf / 花房 征夫
第1節 進む北方諸国との経済交流
 1.1980年代後半に急進展
  北方政策/急進した関係改善
 2.顕著な貿易拡大
 3.直接投資の動き
 4.補完関係に特徴
第2節 深まった韓中経済関係
 1.経済交流の歩み
  中国対外開放が交流の契機/外交関係樹立が焦点
 2.深まる実務関係
  交流ルートの多様化/注目される黄海経済圏
 3.顕著な貿易拡大
 4.進む直接投資
第3節 急進展した韓ソ経済関係
 1.劇的な国交樹立
 2.急進した貿易
 3.現代グループが投資活動を主導
第4節 動き出した南北関係
 1.七・七宣言
  経済交流は最近のこと/1991年、貿易が急増
 2.進む南北関係
  不可侵条約の締結/動き出した韓国企業/潜在貿易規模は70億ドル
第5節 期待大きい東北アジア経済圏
 1.経済協力による交流
  使われない「日本海」という表現/EC型は時期尚早
 2.開かれた経済圏を主張
 3.豆満江流域開発と韓国
  南北が同時推進/韓国にもメリット

第8章 東北アジア経済圏の形成と日本の役割 pdf / 深川 由起子
はじめに
第1節 経済交流の条件
 1.「環日本海経済圏」と地方のイニシアチブ
 2.交流インフラの現状
第2節 東北アジア権のビジネスチャンス
 1.資源開発
 2.資源加工
 3.観光・サービス
第3節 東北アジア圏と日韓の企業戦略
 1.日本企業の事業活動
  対韓国事業/対中国事業/対旧ソ連事業
 2.韓国企業の事業活動
  対中国事業/対旧ソ連事業
第4節 東北アジア圏と日韓の役割
 1.日韓共同市場への期待 
 2.重層的技術移転
 3.オーガナイザーとしての日本

第9章 東北アジアをめぐる公的経済協力と民間直接投資 / 北村 肇
はじめに
第1節 東北アジア地域に対する日、米、ECおよび国際開発機関からの公的協力実績
 1.1980年代のネット資金フロー
  旧ソビエト連邦・北朝鮮への資金フロー/中国への資金フロー/韓国への資金フロー
 2.中国東北地域(東北三省および内モンゴル)に対する公的協力
  日本の公的協力/国際開発機関による協力
第2節 東北アジア地域に対する民間直接投資
 1.日本の対東北アジア地域投資
  韓国向け直接投資/中国向け直接投資/旧ソビエト連邦向け直接投資
 2.中国の直接投資受入れ状況
  外知りようと直接投資/直接投資の地域分布と東北・内モンゴル/業種別内訳と東北・内モンゴル
おわりに