skip to contents.

和解過程下の国家と政治  アフリカ・中東の事例から

研究双書

No.608

紛争勃発後の国々では和解の名のもとにいかなる動態的な政治が展開されているのか。そしてその動態が国家のあり方にどのように作用するのか。綿密な事例研究を通して紛争研究の新たな視座を探究する。


研究双書 和解過程下の国家と政治 ■ 和解過程下の国家と政治 アフリカ・中東の事例から
佐藤 章  編
■ 3,996円(本体価格 3,700円)
■ A5判
■ 290pp.
■ 2013年12月発行
■ ISBN978-4-258-04608-9
オンライン購入

CONTENTS

まえがき

序 章 和解過程における国家と政治の動態の研究に向けて / 佐藤 章
はじめに
第1節 国家形成という着眼点
第2節 国家形成のプロセスとして和解をみる
第3節 和解——政治の強い影響下にある未完のプロジェクト——
第4節 事例研究の課題と概要
第5節 和解のポリティクスの研究
むすび

第1章 言明された和解,実践された和解——ルワンダとブルンジ—— / 武内進一
はじめに
第1節 武力紛争の特質
第2節 言明された和解
第3節 実践された和解
結論

第2章 南アフリカにおける和解政策後の社会統合——カラード・アイデンティティの再構築—— / 阿部利洋
はじめに
第1節 南アフリカにおける紛争と体制転換後の和解政策
第2節 和解政策と並行して行われた格差是正政策
第3節 ポスト・アパルトヘイト期におけるカラード・カテゴリーに依拠した権利の主張
おわりに

第3章 和解が生み出した政治対立——戦後イラクにおける排除と包摂のポリティクス—— / 山尾 大
はじめに
第1節 「勝者の裁き」に基づく国家建設
第2節 脱宗派対立に基づく和解
第3節 和解をめぐるポリティクス
結論

第4章 紛争勃発後のケニアにおける和解と法制度改革——離党規制関連諸制度を中心に—— / 津田みわ
はじめに
第1節 旧憲法下における離党規制と政党機能の変容
第2節 紛争勃発後の制度改革
第3節 施行の現実
おわりに

第5章 コートジボワールにおける和解の隘路——権力の独占が生みだす政治的対話の阻害—— / 佐藤 章
はじめに
第1節 新政権下でのワタラ派の独占状態
第2節 コートジボワールにおける和解の課題
第3節 ワタラ政権下の和解にかかわる取り組み
第4節 ワタラ政権が陥る隘路と変化の兆し
結論

第6章 北部ソマリアにおける競合する国家形成と和解機能の変容 / 遠藤  貢
はじめに
第1節 ソマリ社会における和解とその実績
第2節 ソマリランドにおける紛争と和解過程
第3節 プントランドにおける紛争,和解,政府樹立
第4節 境界領域をめぐる政治力学と和解機能の変容
おわりに

第7章 すれ違う二つの和解——「アラブの春」波及後のシリアにおける紛争をめぐって—— / 青山弘之
はじめに
第1節 紛争の諸相
第2節 アサド政権による国民和解に向けた試み
第3節 反体制組織による移行期政府樹立に向けた試み
おわりに

索 引