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環境政策の形成過程――「開発と環境」の視点から――

環境政策は、発展段階が異なる諸地域で、既存の経済開発政策の制約のもと、いかにして形成されていったのか。中国、タイ、台湾、ドイツ、アメリカの事例を取り上げ考察する。

■ 環境政策の形成過程――「開発と環境」の視点から――
寺尾 忠能 編
■ 2,700円(本体価格 2,500円)
■ A5判
■ 204pp
■ 2013年2月
■ ISBN978-4-258-04605-8

CONTENTS
序章 「開発と環境」の視点による環境政策形成過程の比較研究に向けて / 寺尾 忠能
はじめに
第1節 開発研究と環境政策研究
第2節 環境政策史における歴史研究と政策研究
第3節 先進国と発展途上国の環境政策形成過程
第4節 「開発と環境」の政策形成過程研究に向けて
第5節 本書の構成と論点
第1章 国務院環境保護委員会の組織と活動――中国における環境行政の総合調整の発展をめぐって―― / 大塚 健司
はじめに
第1節 中国における環境行政組織の形成
第2節 第1期および第2期国務院環境保護委員会の組織と制度
第3節 第1期および第2期国務院環境保護委員会の活動と役割
第4節 第3期国務院環境保護委員会の組織と活動
第5節 「総合決策」の登場——国務院環境保護委員会の廃止と国家環境保護総局の成立——
おわりに
第2章 2000年代タイの産業公害と環境行政――ラヨーン県マーッタープット公害訴訟の分析―― / 船津 鶴代
はじめに
第1節 タイの環境行政の特徴――複線型の分節化した行政制度――
第2節 マーッタープット工業団地の公害訴訟とその経緯
第3節 公害防止管理地区の設置後と現状
おわりに
第3章 台湾における環境影響評価制度の形成とその運用の政治問題化 / 寺尾 忠能
はじめに
第1節 環境行政の発達過程と環境影響評価法の制定
第2節 環境影響評価法制定の過程
第3節 環境影響評価制度の概要と運用実績
第4節 環境影響評価の政治問題化と司法の関与
第5節 環境影響評価制度による環境政策への市民参加
おわりに
第4章 ドイツ容器包装廃棄物政策に関する環境政策史的考察 / 喜多川 進
第1節 課題設定
第2節 容器包装令およびデュアル・システムの概要
第3節 容器包装廃棄物政策の展開(1970~1989年)
第4節 容器包装令の核心部の決定(1990年1月~6月)
第5節 結論
第5章 ニューディール環境行政組織改革前史――保全の複線化と省庁の対立―― / 及川 敬貴
はじめに
第1節 革新主義時代の保全
第2節 大衆社会における保全
第3節 新保全運動――保全の果実の衡平な配分――
おわりに