skip to contents.

チリの民主化問題  

研究双書

No.472

チリの未完の「国民和解」と「民主化」(正確には再民主化)の問題に関し、便宜上その双方を「民主化問題」としてくくり、その歴史と現状を研究したものである。


研究双書 チリの民主化問題 ■ チリの民主化問題
■ 吉田 秀穂  著
■ A5判
■ 255pp.
■ 1997年2月発行
オンライン購入

CONTENTS

まえがき
第1章 チリの民主主義とその崩壊:1925~73年
第1節 政治的変化
 1.チリの民主主義の特徴と1925年憲法体制
 2.政党システムの変化
 3.中心政党の役割の変化
第2節 経済的社会的要因
第3節 軍民関係の変化

第2章 軍事政権の政策と成果:1973~90年
第1節 軍政の基本方針
 1.軍政の性格
 2.軍政の基本方針
第2節 1980年憲法体制の成立
 1.新憲法制定過程
 2.新憲法の特徴
 3.アレサンドリ元大統領の批判
第3節 人権侵害問題
第4節 経済政策と経済の変容
 1.1973年9月~75年3月(アジェンデ政権期の政策成果の取消し)
 2.1975年4月~83年3月(経済再建から経済危機へ)
 3.1983年4月~90年3月(経済危機から継続的成長へ)
 4.経済構造の変容

第3章 反軍政民主化運動:1973~88年
 1.1973年から82年までの時期
 2.1983年から85年までの時期
 3.1986年9月以後の時期
 4.国民投票でのピノチェー将軍の敗北

第4章 修正1980年憲法体制の成立:1989年
第1節 穏健2大政治ブロックの成立
第2節 1989年協定の成立
第3節 軍政終了直前に制定・改変された法律
第4節 軍政期の経済政策と反対派
補論 チリの民政への移行の特色—ラテンアメリカ南部諸国との対比において
 1.文民統制問題
 2.人権侵害究明問題

第5章 エイルウィン政権と民主化政策:1990~94年
第1節 エイルウィン政権の成立
 1.民生連の政策網領
 2.民生連の政策実行上の問題点と網領発表以後の状況
 3.1989年総選挙
 4.総選挙の分析
 5.1989年総選挙の意義
 6.エイルウィン政権の構成と特徴
第2節 エイルウィン政権の成果
 1.政治的・制度的側面
 2.経済社会的側面

第6章 フレイ政権と民主化問題の現状:1994~96年
第1節 フレイ政権の成立
 1.1993年総選挙
 2.当初の政策方針
第2節 人権侵害裁判での有罪判決
 1.警察官有罪事件
 2.戦争犯罪判決事件
 3.レテリエル事件有罪判決
第3節 政策の再変更
 1.フレイ提案の上程
 2.諸勢力の対応とフレイ提案の流産

あとがき