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部族と国家 : その意味とコートジボワールの現実  

部族とはどのような性格の集団であり、国家建設の過程でひとつの国民として統合され消滅していく存在なのか。また、いわゆる政治的民主化の制度的表現のひとつとして導入されつつある複数政党制は、多部族性という条件のなかでどのような展開を遂げるのか。このような問題意識のもとに、コートジボワールの動態を具体的に検討する。

■ 部族と国家 : その意味とコートジボワールの現実
■ 原口 武彦  著
■ A5判
■ 223pp
■ 1996年3月

CONTENTS

1. 本書の構成
2. 課題と方法

第1部 部族の現実

1. 系譜
2. 規模
3. 部族名の由来
4. 部族の起源
5. 言語
6. 政治組織
7. 親族組織
8. 生業
9. まとめ

1. 保護領条約
2. 内陸部の軍事的征服
 1.概況
 2.事例-グロ族とバウレ族の場合
 3.サモリ帝国
3. 植民地行政区画の設定
 1.バウレ族
 2.ゲレ族
4. まとめ

第2部 部族と国家形成

1. アフリカ諸国の言語状況
2. コートジボワールの言語状況
 1.部族構成
 2.フランス語の普及
 3.ジュラ語とバウレ語
3. コートジボワールの言語政策
4. まとめ-コートジボワールの言語政策理念の批判的解釈

1. 1990年選挙とその開票結果
 1.大統領選挙
 2.国民議会選挙
 3.地方自治体議員選挙
2. PDCIと部族主義
3. FPI台頭の意味
4. まとめ

第3部 部族の意味

1. 部族と人類学
2. 民族と部族-モーガンの『古代社会』
3. 民族と部族-湯浅赳男の「民族論」

1. tribe(英)とethnie(仏)またはgroupe ethnique(仏)
2. tribeのよびかえ-ethnic group
3. 部族のよびかえ-民族、エスニック・グループ
 1.民族によるよびかえ
 2.エスニック・グループによるよびかえ
4. 部族の再定義

1. 部族概念の有効性
2. 族的存在としての人間