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冷戦後の北東アジア : 新たな相互関係の模索  

1991~92年度に実施されたアジア経済研究所「冷戦後の北東アジア」研究会の成果を取りまとめたもの。北東アジアの冷戦構造の特徴、今後の新しい相互関係と中台、南北朝鮮という二つの統一問題の展望をとり上げている。

■ 冷戦後の北東アジア : 新たな相互関係の模索
大西 康雄  編
■ A5判
■ 212pp
■ 1993年12月

CONTENTS

まえがき / 大西 康雄

はじめに
第1節 北東アジアにおける冷戦の原型
 1.アメリカによる対ソ封じ込め
 2.中国の国共内戦と朝鮮戦争
 3.中台統一問題の構図
 4.冷戦の成立と変化の萌芽
第2節 米中ソ三極構造の成立
 1.中ソ対立と「自力更生」
 2.米中接近と北東アジア冷戦
 3.中国、ソ連の対外経済政策の転換
第3節 ポスト冷戦と地域各国の対外政策の変化
 1.中ソ対立の終結
 2.韓国の対中ソ関係改善
 3.南北朝鮮関係の進展
 4.中台関係
まとめと各章の紹介

第1章 ソ連とアジア、アジアの中のロシア / 秋野 豊

はじめに
第1節 東側世界と冷戦
第2節 冷戦・ソ連とアジア
第3節 ペレストロイカ、ソ連からロシアへ
第4節 アジアの脱社会主義化、アジアの中のロシア
おわりに

はじめに
第1節 国交正常化の背景
 1.韓国の北方外交
 2.盧泰愚政権の北方外交
 3.中韓民間交流の進展
 4.南北国連同時加盟と「一つの中国」原則
 5.中国における改革・開放の加速化
第2節 国交正常化の交渉過程
 1.交渉過程
 2.交渉における争点と結果
 3.国交樹立と韓国の内政日程
第3節 国交正常化の波紋とその評価
 1.国交正常化後の中韓関係と韓国国内の反応
 2.台湾の反発
 3.アメリカの反応
 4.北朝鮮の反応
 5.中韓国交正常化の評価
おわりに
韓国の北方外交関連日誌

はじめに
第1節 対中関係の緊密化
 1.朝鮮労働党第6次大会
 2.対中外交の積極化
 3.全斗煥政権の外交攻勢
第2節 アメリカとの対話呼びかけと対ソ関係強化
 1.「3者会談」提案
 2.朝鮮労働党第7次大会の延期
 3.後継体制に対するソ連の認知
 4.「非核地帯・平和地帯」構想
 5.ソウル・オリンピックをめぐって
第3節 社会主義陣営の崩壊への対応
 1.韓国の北方政策の「成功」
 2.対米関係改善の試み
 3.日朝国交正常化交渉
 4.現代帝国主義論
まとめと展望

はじめに
第1節 南北の政治的対抗
 1.冷戦体制崩壊と南北の対抗
 2.南北の国連同時加盟
 3.中韓の国交樹立
第2節 南北の対話と統一の展望
 1.南北対話の過程
 2.南北高位級会談の開始
 3.南北和解合意書の意義と問題点
 4.統一の展望
第3節 経済交流の可能制と展望
 1.北朝鮮経済と南北協力の可能性
 2.南北経済交流の現状と展望
おわりに

はじめに
第1節 冷戦下の対外政策と国際情勢認識
第2節 中国の改革・開放と北東アジア
 1.独自自主の対外政策
 2.対ソ関係改善
 3.アジア近隣諸国との善隣有効
 4.中台統一問題への対応
第3節 中国と「国際新秩序」
 1.「国際新秩序」の提唱
 2.対西側関係の緊張とソ連・東欧の激動
 3.孤立からの脱却と「国際新秩序」論の変遷
 4.対外政策スタンスの変化
第4節 中台関係と統一の展望
 1.「一国家二制度」による統一の提起
 2.「台湾独立」への対応
 3.三つの政治力学と統一のゆくえ
おわりに

はじめに
第1節 冷戦構造のなかの台湾
第2節 弾力外交の展開と実態
第3節 冷戦後の台湾の大陸政策
第4節 中台関係の政治的展望と北東アジアへの影響

はじめに
第1節 北東アジアにおける環日本海経済圏の位置
 1.アジアにおける地域経済協力諸構想とその背景
 2.戦時下「北鮮ルート論」の現代的意味
第2節 環日本海経済圏構想の形成
 1.軍事境界としての日本海
 2.日本海沿岸諸地域の経済実態と落差
 3.環日本海経済圏構想の進展と豆満江開発プラン
第3節 今後の環日本海圏開発をめぐる諸問題
 1.日本海の非軍事化
 2.日本海の国際共同開発対象化
 3.体制間ギャップを超える国際秩序形成
 4.反閉鎖・開放経済圏志向
 5.沿岸諸地域・住民の多角的な結合と利害調整
 6.情報の国際的公開・集中・拡散システムの構築
 7.多様な国際会議・国際機関の開催・設立
おわりに