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インド 児童労働の地をゆく  

アジアを見る眼

No.112

インドの手織りカーペット、宝飾品、伝統的染織品の生産現場には学校にも通わずに働く幼い子ども達の姿がある。1990年代に行ったフィールド調査に基づきインドにおける児童労働の実態を報告し、開発論の視点から「いま、なぜ児童労働か」を問う。


アジアを見る眼 インド 児童労働の地をゆく 最新刊 ■ 田部 昇 著
■ 1,470円(本体価格 1,400円)
■ 新書判
■ 293 p.
■ 2010年2月発行
■ ISBN978-4-258-05112-0
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CONTENTS

はしがき

謝  辞

児童労働の地—分布地図

序章 児童労働の地をゆく

第一章 いま、なぜ、児童労働か
   一 教育機会の偏在
   二 教育の二重構造
   三 現地実態調査—児童労働の地をゆく

第二章 シバカシ村のマッチ工女———なぜ、子どもの労働が必要とされるのか
   一 児童労働問題の原点
   二 シバカシ村になにが起きたか
   三 「児童労働の地」シバカシ村へ
   四 シバカシ村に見る「農村・農業の世界」

第三章 タール砂漠の児童労働———技能継承・債務労働・不就学
   一 貿易問題としての児童労働
   二 砂漠の地シェイカワティへ
   三 スターリング・シルバー宝飾品の産地
   四 カーペット織りの村々———サモッド県とチュールー県
   五 生産工程と子ども達の労働
   六 カーペットの製作過程
   七 児童労働不使用宣言「ラグ・マーク」
   八 伝統染織の村サンガネール

第四章 ガンジス平野のカーペット村———ミルザプル・バードイ村のドゥーリー織り
   一 ペルシャ系カーペットと伝統的カーペット(ドゥーリー)
   二 1994年のミルザプル・バードイ村

第五章 カルカッタのスラムと児童労働———ハウラー橋からスラムへの道
   一 大都市の中の「児童労働の地」
   二 カルカッタのスラム形成———内側からの観察と体験
   三 1960年のカルカッタ
   四 1990年代のカルカッタ
   五 都市化の中の「農村化」
   六 スラムの町ティルジャラへ
   七 スラム内児童労働———その現実
   八 スラム 三つの鎖———女児労働の市場、教育機会の喪失、慢性的な飢餓的貧困

第六章 西ガート山脈を越える児童労働———ウディピ村から街の厨房へ
   一 都市サービス産業の児童労働
   二 巡礼地ウディピの「菜食料理」
   三 なぜ、ウディピの子どもか 

第七章 不就学児童労働を考える———なぜ、子どもは学校に行けないのか
   一 インドは解き放たれたか
   二 児童労働市場は存在する
   三 飢餓的貧困は解消されない
   四 教育の貧困は構造化する
   五 児童労働は社会慣習化する
   六 子ども達の「反乱」終章 インドの経験———もう一つの「野麦峠」

付属資料一
   一 インドの児童労働・不就学問題に関する文献
   二 文献リスト

付属資料二
   一 インド・児童労働に関する指標
   二 インド・教育に関する指標