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援助とエンパワーメント  —能力開発と社会環境変化の組み合わせ—

経済協力シリーズ

No.207

エンパワーメント実現のためには、能力強化のみならず「社会環境への働きかけ」が必要だが、それが途上国社会にもたらすインパクトを被援助側の視点を取り込みながら比較検討する。

■ 援助とエンパワーメント —能力開発と社会環境変化の組み合わせ—
佐藤 寛  編
■ 2,916円(本体価格 2,700円)
■ A5判
■ 232pp
■ 2005年2月

CONTENTS

はじめに

第1節 エンパワーメントの言説性

第2節 エンパワーメント「過程」分析へのアプローチ

第3節 本書におけるエンパワーメントの「語られ方」

1.エンパワーメントに不可欠な3要素とエンパワーメントの最終目標

2.「外部者が定義するエンパワーメントから当事者が定義するエンパワーメントへ」

3.「途上国の貧困削減を可能としうるエンパワーメント」

4.「ケーララ州の開発経験とエンパワーメント言説」

5.「開発援助における『社会的準備』とエンパワーメント」

6.「村落開発援助におけるエンパワーメントと外部者のまなび」

7.「人権アプローチの視点からみた『子どものエンパワーメント』」

8.「開発経済学からみたエンパワーメント」

9.「計画的エンパワーメントは可能か」

第4節 今後の課題

はじめに

第1節 定義の多様性

第2節 エンパワーメントのプロセスをどのように分析するか

第3節 東ティモール・コミュニティ・エンパワーメントプロジェクト

1.東ティモールの背景について

2.「コミュニティ・エンパワーメントとローカルガバナンス」プロジェクトについて

第4節 エンパワーメントと外部者の関わり方

おわりに

はじめに -途上国の開発におけるエンパワーメント

第1節 フリードマンのエンパワーメント

1.フリードマンが考えるエンパワーメント

2.フリードマンの〔ディス〕エンパワーメント・モデル

第2節 住民組織を活用した参加型住宅政策における資源へのアクセス

1.「自主管理ムチラン(Mutirao Autogerido)」における資源へのアクセス」

2.Jardim Celeste 住民組織とリーダーの資源へのアクセス

第3節 サンパウロの都市貧困層の〔ディス〕エンパワーメント・モデル

1.「自主管理ムラチン」に基づく」〔ディス〕エンパワーメント・モデル」

2.エンパワーメントとオルタナティブな開発

第4節 結論-途上国の貧困削減を可能としうるエンパワーメント

1.途上国の貧困削減を可能としうるエンパワーメントの概念

2.途上国の貧困削減を可能としうるエンパワーメントのプロセス

第4章 ケーララ州の開発経験とエンパワーメント言説 / 斎藤千宏

はじめに

第1節 ケーララ州の経験の分解

1.19世紀のケーララ

2.20世紀前半のケーララ

3.州民の要求に対する州政府の応答

第2節 地方制度改革における参加型計画づくり

第3節 エンパワーメント言説との関係で

はじめに

第1節 「社会的準備」の概念整理

1.「社会的準備」の分析視角

2.「社会的準備」の基本概念

第2節 戦後日本農村の生活改善運動における「社会的準備」

1.生活改善運動の概要

2.生活改善運動をとりまく制約要因

3.生活改良普及員が行った「社会的準備」

第3節 生活改善運動における「社会的準備」の事例分析

1.対象地域の概要

2.生活改良普及員の普及活動

3.農村女性の活動意欲

4.農村女性の活動意欲の向上

第4節 開発援助における「社会的準備」の役割

1.「社会的準備」の役割

2.「社会的準備」の限界

おわりに

はじめに

第1節 村落開発援助とエンパワーメント概念

1.村落開発プロセスと援助

2.エンパワーメントの概念

3.エンパワーメント概念における個人・集団・社会

4.村落開発援助とエンパワーメント

第2節 日本農村の生活改良普及事業にみるエンパワーメント

1.考える農民と集団思考-個人・集団・コミュニティ への視点

2.プロセスをどう測るのか-状態と態度の変化

3.エンパワーメント・プロセスにかかわる外部援助者の基本姿勢

4.近代的民主主義-社会変革への価値基盤の設定

第3節 実践への課題-農業開発援助の現場で考える

1.何が目的なのか-活動の手段化を図ること

2.実践活動を通じた発展的計画づくり

第4節 結論-社会変革に向かう外部介入とは

はじめに

第1節 開発への人権アプローチ

1.開発における「人権の主流化」

2.子どもへの人権アプローチ

第2節 人権の実現へ向けたエンパワーメント

1.人権アプローチからみたエンパワーメントと「非差別」の原則

2.権利主体と履行義務を負う主体との相互関係

第3節 タリバーン支配地域における女子教育の事例

1.教育目標をめぐる国際的な展開

2.アフガニスタンにおける女子教育

3.人権アプローチからの能力強化

おわりに

はじめに

第1節 エンパワーメント概念の位置づけ

1.開発援助におけるエンパワーメント

2.人間開発における人的投資とエンパワーメント

第2節 エンパワーメントの概念を改善するための論点

1.自由と責任

2.個人と組織のエンパワーメント

3.活動能力の広さと深さ

むすび

はじめに

第1節 計画的に「気づき」を起こせるか

1.外部者による「気づき」の誘発

2.気づかれない「気づき」

3.気づきからエンパワーメントへ

第2節 能力発揮の場作り

1.ファシリテーターの投入

2.住民の組織化

第3節 パワーはどこから発生するのか

1.パワーの定義と3種類の源泉

2.収入向上によるパワー獲得

3.資源移転によるパワー獲得

4.社会関係の変化によるパワー獲得

第4節 社会改革としてのエンパワーメント

第5節 エンパワーメントは評価・計測できるのか

1.評価の主観性・客観性

2.指標作りの問題点

3.ディス・エンパワーメントの評価

第6節 エンパワーメントに関与することの倫理性

1.「パワーの喪失」というフィクション

2.潜在力の発揮

3.あるべき姿の参照基準

おわりに