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国家の制度能力と産業政策  

経済協力シリーズ

No.206

90年代以降、産業政策をめぐる論争は活況を呈し、同時に制度の重要性に対する認識が高まった。本書は、東アジア諸国の産業政策を制度能力の視点から検証する。

■ 国家の制度能力と産業政策
黒岩 郁雄  編
■ 2,916円(本体価格 2,700円)
■ A5判
■ 234pp
■ 2004年12月

CONTENTS

まえがき / 黒岩郁雄

はじめに
第1節 1990年代以降の産業政策をめぐる論争

1.アジア危機以前の開発戦略
2.アジア危機と『東アジアの奇跡再考』

第2節 産業政策と制度能力

1.市場の失敗と産業政策
2.政府の失敗とその原因

第3節 国家の制度能力

1.高度な制度能力
2.基礎的な制度能力

第4節 二部戦略再考

1.選択的産業政策
2.中立的産業政策

第5節 北東アジア、東南アジアの制度能力と産業政策
むすび

はじめに
第1節 通商産業省の組織と政策立案

1.原局体制
2.通商産業省の政策立案過程

第2節 機械工業振興事業団構想とその挫折

1.機械工業振興事業団構想
2.検討と折衝のプロセス

第3節 機振法への転換

1.機振法の枠組みと法律事項
2.日本開発銀行による融資
3.中小企業金融公庫による融資

第4節 機振法の成立

第5節 機振法の運用

1.運用の概略
2.自動車部品産業のケース

おわりに

はじめに

第1節 韓国の産業政策

1.工業製品の輸出振興期(1961~72年)
2.重化学工業化推進期(1973~79年)
3.産業構造調整期(1980~87年)
4.自由化・規制緩和の推進と経済の先進国化(1988年~)

第2節 産業政策と制度能力-政治経済学的視点からの考察

1.「制度能力」の概念
2.モデル
3.モデルの修正

むすび

はじめに

第1節 国家政策

第2節 産業政策

1.輸出志向工業化
2.重工業化
3.中小企業政策

第3節 制度能力と産業政策

結語

はじめに
第1節 中立的産業政策

1.タイ
2.マレーシア

第2節 選択的産業政策

1.タイ
2.マレーシア

第3節 グローバル化の進展と競争力強化戦略

1.タイ
2.マレーシア

第4節 産業政策に関する国家の制度能力-むすびにかえて

はじめに
第1節 ドイモイの開始と国家の制度能力

1.体制移行とグラジュアリズムアプローチ
2.1979年から1989年の時期における改革プロセスとその成果
3.移行にかかる政策決定・実施と国家の制度能力

第2節 市場経済システム下の開発戦略

1.「工業化・近代化」と国営企業
2.ベトナムの繊維・縫製産業振興政策

むすび

はじめに-本章の目的

第1節 制度能力の測定に関する留意点

第2節 「事例」の置かれた状況

1.市場重視型の代表とされているタイの「中間型」の側面
2,タイにおける産業、輸出構造高度化の志向
3.経済停滞下での対日貿易赤字への不満の高まり

第3節 「日タイ経済関係構造調整白書」の事例

1.「白書」の誕生とその背景
2.「白書」の内容
3.「白書」の特徴
4.「白書」に対する日本側の対応

第4節 結論と政策提言