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東アジアの工業化と日本産業の新国際化戦略  

経済協力シリーズ

No.176

日本を含む地域担当者と、産業担当者の二つの研究グループからなる研究会を組織し、東アジア各地域ならびに日本の産業との国際分業の将来像をさぐる。

■ 東アジアの工業化と日本産業の新国際化戦略
■ 北村 かよ子  編
■ 4,089円(本体価格 3,787円)
■ A5判
■ 296pp
■ 1995年11月30日

CONTENTS

まえがき / 北村 かよ子

第Ⅰ部 総論編

はじめに
1. FDI(外国直接投資)の国際的潮流
 1.国際的に高まるFDIへの期待
 2.東アジアを目指す世界のFDIと域内FDIの高まり
2. 東アジアの工業化に果たしたFDIの役割-東アジア工業県形成の過程
 1.「投資と輸出の好循環地域」のスピルオーバー
 2.ASEAN・中国の輸出工業化政策の転換とNIESの影響
3. 東アジアの輸出工業化の成功要因とアジア・太平洋
 1.日本・アメリカの産業構造調整
 2.NIESの対外FDIの進展とその影響
 3.東アジアにおける機械産業分野の構造調整
 4.東アジアのFDIの特色
4. 東アジア工業化の現状とそのアクター
 1.NIES製造業の主要部門とその変化
 2.ASEAN製造業の主要部門とその将来展望
 3.中国の工業発展の現状とその影響
むすび-分業によって進む東アジアと日本の相互調整

第2章 日本の産業構造調整と課題 / 藤山 一穂

1. 日本とアジア諸国の相互調整
2. 日本産業の構造変化
3. 輸出圧力の拡大と価格調整の進展
4. 日本産業のアジア展開
5. 安定成長のための課題

第3章 中小企業の構造変化と対外投資の現状 / 織田 照明

はじめに
1. わが国の中小企業の位置づけとその役割
2. 中小企業の構造変化-円高定着に伴う構造変化
 1.高まる輸入浸透度
 2.活発化する大企業の海外投資
 3.大企業のリストラと下請中小企業
3. 国内経済の空洞化とわが国中小企業
 1.国内経済の空洞化の影響
 2.空洞化の具体的な影響と対応策
4. 国際化時代の中小企業
 1.中小企業の海外進出の足取り
 2.高まる中小企業の進出意欲
5. 新たな国際文章体制の模索
おわりに-新たな産業社会における中小企業の役割

第Ⅱ部 地域編

はじめに
1. 中国経済の成長要因と隘路
 1.キャッチングアップ効果
 2.農業制度改革のインパクト
 3.双軌制改革の矛盾
 4.消費ブームと産業構造の歪み
 5.輸出志向戦略と沿海発展戦略
2. 構造調整を要する課題
 1.改革・開放政策の新たなステージ
 2.高度成長の歪み
 3.市場開放
3. 新産業政策
 1.1989年の産業政策の失敗
 2.1994年産業政策
 3.新外資政策
4. 対中投資と日中間産業分業
 1.対中投資の現状
 2.日本の対中投資
まとめ

1. 躍進目覚しいASEAN経済
2. 外資の急流入
3. 変化した外部環境
4. 顕在化した供給サイドのボトルネック
5. 構造調整と外国投資
 1.人材育成と外国企業
 2.外国企業と技術移転
 3.サポーティング・インダストリーと外国企業
 4.物的インフラの整備と外国企業
 5.地域的産業構造調整メカニズムとしての「二重機能」
6. ASEANをめぐる国際分業の行方

はじめに
1. 韓国の産業構造変化と石油化学産業の成長
 1.産業構造変化とアジアとの関係深化
 2.石油化学産業の急速な成長
2. エチレンセンター建設ラッシュの経緯
3. エチレンセンター建設ラッシュの要因
 1.「金を生む産業」-需要急増と原油安
 2.資金調達の多様化
 3.公企業民営化・投資自由化と一貫工程への動き
4. 建設ラッシュの帰結
 1.過剰供給・収益悪化と政府による投資規制の復活
 2.過剰供給深刻化の要因-固定費確保とシェア獲得競争
5. 今後の石油化学産業の展望-高付加価値化と企業間提携
まとめ

第Ⅲ部 産業編

第1章 東アジアの家電産業と日本の産業調整 / 阿部 欽一

はじめに
1. 家電製品の世界需要動向
2. わが国家電産業の生産状況と輸出入動向
 1.輸出
 2.輸入
 3.わが国家電産業の海外生産展開
3. 海外生産拠点シフトの要因
 1.円高による価格競争力の低下
 2.貿易不均衡の是正(円高の歯止め)
4. 国内流角変革と輸入
5. 生産拠点の海外シフトと日本の産業空洞化
6. わが国家電産業の海外生産拠点シフトの特徴
7. アジアの生産拠点の性格-国際分業とそのあるべき姿
8. 家電産業からみたアジアの経済・産業動向
 1.経済動向
 2.アジア家電産業の生産現状
9. 国別需要規模-魅力あるアジア市場
10. 日本企業の新たな役割
 1.真のグローバル企業への転進
 2.得意分野の優位性確保
 3.新たな研究テーマの発掘
おわりに

1. 世界の電子産業と東アジアの部品産業位置づけ
2. 東アジアの電子部品産業の概況
 1.NIES(ここでは韓国/台湾に拠点)
 2.ASEAN
 3.中国
3. 東アジアの電子部品産業における日系企業の役割
4. 電子部品をめぐる日本の産業調整課題
 1.日本の部品生産の減少傾向と新分野開拓
 2.国内空洞化問題
 3.部材調達の現地化の促進
 4.ASEAN部品の価格再設定と品質向上問題
 5.海外展開の利益回収方法
 6.東アジアの生産拠点の経営形態

はじめに
1. 日本の繊維産業をとりまく環境の変化
2. 東アジア繊維産業の地位と現状
 1.韓国:海外移転が加速、国内は高付加価値化へ
 2.台湾:大陸への素材供給の要
 3.香港:発信基地としてグローバル化が進展
 4.中国:生産拠点と消費市場の二面的発展
 5.ASEAN:今日規模ながら急成長
 6.ベトナム:未発達な川上、川中
3. 展望と日本の対応

はじめに
1. 東アジアの石油化学産業の発展と日本の位置
 1.東アジア諸国の石油化学製品需要の拡大
 2.東アジア諸国の石油化学製品需給関係の変動要因
 3.世界の石油化学製品市場としての東アジアと日本の位置
 4.1990年代後半の東アジアの需給構造と日本
2. 日本の石油化学産業の国際展開の現状
 1.日本の石油化学産業の国際展開(輸出、輸入、海外生産)の特徴
 2.日本の石油化学産業の海外直接投資の動向
 3.東アジアの石油化学産業の国際競争の変化
3. 日本の石油化学企業のアジア展開の課題と「産業調整」