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サルゴフリー 店は誰のものか――イランの商慣行と法の近代化――

他社で出版した研究成果

平凡社

本書は、サルゴフリーと呼ばれる権利の売買にまつわるイランの商慣行が、二十世紀初頭から現在までのおよそ百年の間に、それをめぐる法律とともにどのような歴史的変遷を辿ったかを論じるものである。本書がこのサルゴフリーの物語に光を当てるのは、じつはそれが、イスラーム法と西欧近代法との「不測」の軋轢とその克服というべききわめて貴重な歴史的経験にほかならないからである。(序章より)

サルゴフリー 店は誰のものか――イランの商慣行と法の近代化――

■ サルゴフリー 店は誰のものか――イランの商慣行と法の近代化――
岩﨑 葉子 
■ 5,184円(本体価格 4,800円)
■ A5判
■ 270pp
■ 2018年4月
■ ISBN978-4-582-82487-2

Contents

序章 生きている法、そして制度

第1章 サルゴフリー方式賃貸契約とはなにか

第1節 サルゴフリー方針の隆盛
第2節 地主と契約
第3節 変動するサルゴフリー価
第4節 サルゴフリー方式の価格構造

第2章 歴史のなかのサルゴフリー

第1節 議会議事録のなかに
第2節 プロト・サルゴフリー
第3節 ミルスポー博士の足跡
第4節 誰が誰に払うのか

第3章 サルゴフリーをめぐる法

第1節 都市化と不動産賃貸借
第2節 営業権の登場
第3節 一九六〇年関係法の時代時代背景
第4節 プロト・サルゴフリー時代の終わり

第4章 制度の変容

第1節 サルゴフリー授受をめぐる法制度の確立
第2節 新時代のサルゴフリー授受慣行
第3節 地主と店子の攻防
第4節 所有者とは誰か

第5章 イラン革命とサルゴフリー

第1節 イスラーム法学者の復権
第2節 営業権の違法性
第3節 法に規定されたサルゴフリー
第4節 あたらしいサルゴフリーの誕生

第6章 今日の地主の選択

第1節 法改正の影響
第2節 不動産市場と地主
第3節 なぜサルゴフリー方式か

終章 法と経済の相克


あとがき
参考文献
資料1 1977年関係法(訳)
資料2 調整法規則(訳)
資料3 ミルスポー諸権限法規則(訳)
資料4 1960年関係法(訳)
資料5 1997年関係法(訳)
ペルシア語原文音写資料

索引