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合意形成モデルとしてのASEAN  ——国際政治における議長国制度——

他社で出版した研究成果

東京大学出版会

東南アジアの秩序形成や経済統合を進めると同時に、アジア太平洋あるいは東アジアの地域協力の中核を担う存在として注目を浴びるASEAN、ASEAN諸国は対立する利害をいかにして調整し、合意を形成してきたのか、議長国の役割に着目して分析する。


他社で出版した研究成果 合意形成モデルとしてのASEAN ■ 合意形成モデルとしてのASEAN ——国際政治における議長国制度——
鈴木 早苗  著
■ 4,860円(本体価格 4,500円)
■ 212pp.
■ 2014発行
■ ISBN978-4-13-036253-5
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CONTENTS

略語一覧

序 章 ASEANにおける合意形成
  1.国際レジームとしてのASEAN
  2.ASEANの意思決定はどのように分析されてきたのか
  3.本書の議論と構成——合意形成と議長国の役割

第1章 ASEANと利害調整ルールとしての議長国制度
  1.ASEANとはどのようなレジームか
  2.利害調整ルールとしての議長国制度
  3.利害対立下での議長国の立場

第2章 事務局の設置と権限に関する合意形成
  1.事務局の設置と権限をめぐる利害対立
  2.事務局の設置をめぐる駆け引き
  3.事務局の権限をめぐる攻防
  4.小括——議長国制度の成立
  
第3章 カンボジア紛争における対ベトナム強硬路線の策定
  1.対ベトナム強硬派と柔軟派の対立
  2.親ベトナム路線の模索と挫折
  3.反ベトナム路線の確立

第4章 カンボジア紛争におけるベトナムとの対話路線の策定
  1.ベトナムとの対話路線の再開
  2.ASEAN対話者・インドネシアによる対ベトナム外交と対話の模索
  3.小括——議長国制度の定着

第5章 ミャンマー・カンボジアの加盟承認
  1.新規加盟をめぐる利害対立
  2.ミャンマーの早期加盟に至る協議
  3.カンボジアの加盟遅延に至る紛糾

第6章 内政不干渉原則の見直し論議
  1.ASEANの組織原則をめぐる対立
  2.内政不干渉原則の見直しをめぐる応酬
  3.内政不干渉原則の再確認と相対化の試み
  4.小括——議長国制度の持続

終 章 国際合意の形成と議長国制度
  1.拒否権の不行使と議長国に不利にならない帰結
  2.2000年以降のASEANと議長国制度の持続
  3.国際政治における議長国制度の有用性

付表
参考文献
あとがき
索引