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国際シンポジウム

「一帯一路」構想と中国・日本への影響

>>開催報告

中国の「一帯一路」構想は2013年9月に正式に公表されましたが、その内容や対象とする地理的範囲はまだ確定していません。同構想は多数の既存・新規のプロジェクトを包括したものであり、「新シルクロード構想」との別称が示すとおり、その主眼は、物流(交通運輸)インフラの拡充、貿易・投資の拡大を軸とした新しい経済圏の形成と、中国の西部地域振興に置かれ、実施に伴うインパクトは中央アジア、東南アジア全域に及ぶと予想されます。また、同構想は中国が主導する初の国際金融機関であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)や中国独自のシルクロード基金等の設立を伴っている点で従来の同種の構想とは大きく異なっていることから、その動向を注視しておく必要があります。

本シンポジウムでは、同構想に詳しい中国側研究者より、同構想の現状と日本との経済関係、中国経済に与える影響、今後の展望について報告するとともに、日本側研究者との意見交換を通じて同構想の具体像に迫り、今後形成されるであろう新しい経済圏の姿を展望し、日本にとっての政策的インプリケーションを探ります。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催日時

2016年10月20日 (木曜) 14時00分~17時00分(開場13時30分)

会場

ジェトロ本部5階展示場
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム

(予定)

14:00~14:10 開会挨拶
14:10~15:00 「中国の新対外経済戦略としての『一帯一路』構想」
趙晋平氏(中国国務院発展研究センター 対外経済研究部 部長)
15:00~15:30 「『一帯一路』構想の評価と日中経済関係への示唆」(仮)
大西康雄 (新領域研究センター 上席主任調査研究員)
15:30~15:45 休憩
15:45~16:45
<パネルセッション>
パネル報告1 「IDE-GSMによる『一帯一路』構想の中国経済への影響予測」
後閑利隆 (新領域研究センター 経済地理研究グループ)
パネル報告2 「『一帯一路』沿線国家における企業活動」
丁可 (新領域研究センター 企業・産業研究グループ)
<パネルディスカッション>
モデレーター: 磯野生茂 (新領域研究センター 経済地理研究グループ長代理)
パネリスト:趙晋平氏、大西康雄、後閑利隆、丁可
16:45~16:55 質疑応答
16:55~17:00 閉会挨拶
使用言語

日本語、中国語(日中同時通訳)

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel: 043-299-9536 Fax: 043-299-9726
E-mail:sympo-sc E-mail


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