イベント・セミナー情報
2016年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)
コース8 資源ブーム後のラテンアメリカ
ラテンアメリカでは21世紀初頭より多くの国で、低所得層に配慮し社会的公正の実現を目指す左派政権が誕生しました。中国など新興国経済の発展やそれに伴う資源輸出の拡大が、それら左派政権を下支えしてきました。しかし近年、資源ブームが終わりを迎え、それら左派政権への支持に陰りが見られます。本講座では、ベネズエラ、キューバ、アルゼンチン、ペルーを取り上げ、それぞれの抱える政治的・経済的課題や今後の展望について論じます。
開催日時
2016年8月30日 (火曜) 13時30分~17時15分
会場
ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
時間帯 | 講師 | テーマ・講義概要 | |
---|---|---|---|
13:30-13:35 | 開会挨拶・事務連絡 | ||
1 | 13:35-13:40 |
山岡加奈子 (地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ 主任研究員) |
イントロダクション 講座の概要を説明します。 |
2 | 13:40-14:30 |
坂口安紀 (地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ長) |
ベネズエラ・マドゥロ政権下の政治的停滞と経済危機の背景 昨年末選挙で反政府派が大勝した新国会と政府の対立は政治を停滞させ、それが同国経済をさらに窮地に追いつめています。政治の停滞とデフォルト懸念が拭えない同国の経済危機の背景を考察します。 |
3 | 14:30-15:20 | 山岡加奈子 |
キューバ革命政権の今後:新たな国際環境の中で 米国との関係改善が進むキューバでは、2018年にラウル・カストロ国家評議会議長の引退が予定されています。米国との共存、後継者問題など、転機に立たされる革命政権の課題について論じます。 |
4 | 15:35-16:25 |
菊池啓一 (地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ) |
2015年アルゼンチン大統領選挙 2015年10月・11月の大統領選挙を経て、アルゼンチンでは14年ぶりに政権交代が実現しました。同選挙の結果を、議会選挙・州知事選挙との関係や予備選挙の役割などを意識しつつ考察します。 |
5 | 16:25-17:15 |
清水達也 (地域研究センター 主任調査研究員) |
2016年ペルー大統領選挙 2016年4月と6月に実施された大統領選挙の結果を中心に、過去5年を担ったウマラ政権の実績や評価、新政権が直面する課題、アジア太平洋地域との関係について考察します。 |
使用言語
日本語
受講料(1コースあたり)
- 一般:4,000円
-
アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。 - アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
- 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)
※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza