イベント・セミナー情報

2016年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)

コース7 中東の地域大国が描く将来像

中東地域は,各地で続く軍事紛争による情勢不安、および石油価格の下落で顕在化した経済の悪化によって先行き不透明感が高まっています。それに対し、地域主要国の政権は、政治基盤を固め、経済開発を推進することで、国内の安定と発展を図り、また地域大国として主導権を発揮しようとしています。本コースでは、エジプト、トルコ、UAE、サウジアラビアの4カ国を取り上げ、政治・経済の動向と各国の描く将来像を解説します。

開催日時

2016年8月26日 (金曜) 13時30分~17時00分

会場

ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム
時間帯 講師 テーマ・講義概要
  13:30-13:35   開会挨拶・事務連絡
1 13:35-13:45 土屋一樹
(新領域研究センター 企業・産業研究グループ)
イントロダクション
コースの趣旨と概要を紹介します。
2 13:45-14:25 土屋一樹 エジプト:スィースィー体制の確立と「2030年ビジョン」
スィースィー政権は、権威主義支配と大規模プロジェクトによって「安定と成長」を目指すとともに、長期方針として「2030年ビジョン」を公表しました。政権の施策と開発構想を解説します。
3 14:25-15:05 今井宏平
(地域研究センター 中東研究グループ)
トルコ:2023年を見据えるエルドアン大統領と公正発展党
エルドアン大統領と公正発展党政権は、建国100周年の節目の年である2023年に向けて内政と外交の安定と改革を進めています。本講義ではトルコの内政と外交の現状について解説します。
4 15:15-15:55 齋藤純
(地域研究センター 中東研究グループ)
UAE:2030年の経済・社会ビジョンとその進展状況
UAE経済をリードするアブダビ首長国は、現在「2030年経済ビジョン」と「2030年計画」という2つの長期国家目標を掲げて取り組んでいます。石油依存経済と人口問題を抱えるアブダビの経済・社会的課題について解説します。
5 15:55-16:35 石黒大岳
(地域研究センター 中東研究グループ)
サウジアラビア:サルマーン体制の「ビジョン2030」実現に向けた課題
サルマーン国王は息子のムハンマド副皇太子に権限を集中させ、脱石油へ大きく舵を切りました。改革の舵取りに関して、政治的・社会的な課題を中心に解説します。
6 16:35-17:00 講師全員 パネルディスカッション
地域の将来像について、各国の地域政策と域外大国の影響を踏まえて議論します。
使用言語

日本語

受講料(1コースあたり)
  1. 一般:4,000円
  2. アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
    ※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。
  3. アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
  4. 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)

※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza E-mail