イベント・セミナー情報
2016年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)
コース6 グローバル・バリュー・チェーンと労働
経済の国際化、とりわけグローバル・バリュー・チェーンを通じた生産工程の国際分業は新たな富の創造機会を生み出しています。一方、生産活動の担い手を提供する国内の労働市場にはどのような変化と影響をもたらすでしょうか。また、各国の労働市場の特性はグローバル・バリュー・チェーンへの関わり方にどのような影響があるでしょうか。この講座では、(1)経済のグローバル化と雇用の非正規化、(2)労働者のスキルと途上国の比較優位の形成、(3)自由貿易協定における労働政策協調 といった視点からグローバル・バリュー・チェーンと労働市場の関係、労働市場政策や貿易政策における含意を探ります。
開催日時
2016年8月10日 (水曜) 13時30分~17時00分
会場
ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
時間帯 | 講師 | テーマ・講義概要 | |
---|---|---|---|
13:30-13:35 | 開会挨拶・事務連絡 | ||
1 | 13:35-14:25 |
佐藤仁志 (開発研究センター上席主任調査研究員) |
グローバル・バリュー・チェーンと雇用の非正規化 最初に講座の論点を整理し、講座全体を見通します。その上で、グローバル・バリュー・チェーンの影響を雇用の非正規化という視点から、我が国のデータも用いつつ考えます。 |
2 | 14:25-15:15 |
明日山陽子 (開発研究センター貧困削減・社会開発研究グループ) |
スキル分布と比較優位:中国とインドを例に 基礎教育修了者の多い中国に対し、多数の非識字者と一定規模の高等教育修了者を抱えるインド。スキル分布の違いはなぜ起きたか、グローバル・バリュー・チェーンにおける得意産業分野にどう影響するか考えます。 |
3 | 15:30-16:20 |
鎌田伊佐生氏 (神戸大学大学院経済学研究科准教授) |
国際的な労働政策協調:自由貿易協定の視点から TPPを始めとする近年の自由貿易協定には労働基準や労働環境に関する規定がしばしば盛り込まれます。ここでは、その機能や有効性について考えます。また、政策協調の必要性についても議論します。 |
4 | 16:20-17:00 | 講師全員 |
パネルディスカッション 全体を通じた質疑応答と議論を行います。 |
使用言語
日本語
受講料(1コースあたり)
- 一般:4,000円
-
アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。 - アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
- 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)
※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza