イベント・セミナー情報

2015年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)

コース9  ASEAN:共同体構築の進捗と展望

東南アジア諸国連合(ASEAN)は2015年末までに、経済共同体(AEC)、政治安全保障共同体(APSC)、社会文化共同体(ASCC)の三本柱で構成されるASEAN共同体を構築しようとしています。本コースでは、その中核をなすAEC構築に向けた経済分野の協力の進捗状況を紹介するとともに、そのような制度的な経済統合が実際の経済活動にどのような影響を及ぼすのかをシミュレーション分析や実例をもとに解説します。また、アジアにおける地政学的な変動のなかで関心が高まる政治安全保障分野での協力の状況を解説することで、より幅広い視点から共同体構築を目指すASEANの姿を描き出します。

開催日時

2015年8月31日 (月曜) 13時00分~17時00分

会場

ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム
時間帯 講師 テーマ・講義概要
  13:00-13:05   開会挨拶
1 13:05-14:05 梅﨑 創
(新領域研究センター経済統合研究グループ長)
ASEAN共同体の概要、進捗と展望
本コースの概要・目的を説明したうえで、ASEAN共同体の全体像、その中核をなすASEAN経済共同体ブループリントで描かれた制度的な経済統合の進捗状況と課題、2015年以後の展望などを論じます。
2 14:05-15:05 磯野 生茂
(新領域研究センター経済地理研究グループ)
ASEAN経済共同体の効果
ASEANでは、様々な国境障壁の削減、広域的な交通インフラの整備が進んでいます。このような変化が実際の経済活動にどのような影響を及ぼすのか、経済地理シミュレーションモデル(GSM)による分析に実例を交えて解説します。
3 15:20-16:20 鈴木 早苗
(地域研究センター東南アジアI研究グループ)
ASEAN政治安全保障共同体の進捗と課題
ASEANは、経済統合を進める一方で、「公正・民主的・調和的な環境で平和に共存する」政治安全保障共同体の構築も目指しています。その計画の進捗状況を、域内協力と域外協力との連関を交えながら解説します。
4 16:20-17:00 講師全員 パネルディスカッション
パネルディスカッション形式で議論します。
使用言語

日本語

受講料(1コースあたり)
  1. 一般:4,000円
  2. アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
    ※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。
  3. アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
  4. 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)

※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza E-mail