イベント・セミナー情報

2015年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)

コース5 スリランカの政治・経済・産業

2015年1月、スリランカではマヒンダ・ラージャパクサが大統領選挙に破れ、マイトリパーラ・シリセーナ大統領が就任しました。ラージャパクサは内戦後のスリランカをインフラ建設や中国との関係強化によって牽引してきました。本講座では、政権交代の政治・経済への影響について説明します。また、スリランカの外貨獲得の多くを占めるアパレル、出稼ぎ労働、紅茶について紹介します。これらの産業を支えるのは主に女性であり、その環境・最近の変化に注目します。

開催日時

2015年7月31日 (金曜) 13時00分~17時00分

会場

ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル5階
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム
時間帯 講師 テーマ・講義概要
  13:00-13:05   開会挨拶
1 13:05-14:05 荒井 悦代
(地域研究センター 動向分析研究グループ主任研究員)
スリランカの政治
内戦終結後のスリランカでは、マヒンダ・ラージャパクサ大統領による権威主義的ともいえる体制にあり、新政権は前政権に対する批判から生まれました。本講義では新政権が直面する課題について解説します。
2 14:05-15:05 崎重 雅英氏
(総務部人事課課長代理・前ジェトロ・コロンボ事務所長)
スリランカの経済
内戦終結以降、年平均7%以上の高い経済成長を続けているスリランカ。活気づく消費市場を中心に最新の経済状況を紹介するとともに、日本企業のスリランカ進出に向けた有望ビジネスモデルを示します。
3 15:20-16:20 荒井 悦代 スリランカの産業(アパレル)、出稼ぎ労働、紅茶
スリランカの2014年の外貨獲得のうち出稼ぎ、アパレル、紅茶で56%を占めます。これらの産業の担い手は女性でした。かつて彼女たちの労働環境は過酷でしたが、近年は徐々に変化しています。
アパレル大手企業の「企業の社会的責任」に着目した取り組みについて紹介します。
鹿毛 理恵氏
(佐賀女子短期大学特別研究員)
出稼ぎ労働
海外出稼ぎ労働による送金は、70億㌦(2014年)と突出しています。近年は減少していますが、その多くが中東での家庭内労働者からのもの送金でした。彼女たちの中東での暮らし、スリランカ経済にとっての意味を考えます。
鈴木 睦子氏 紅茶
紅茶輸出は、独立以来スリランカ経済・福祉政策を支えてきました。しかし労働者のおかれた環境は恵まれたものではありませんでした。近年の労働者をめぐる環境の変化について紹介します。
4 16:20-17:00 講師全員 パネルディスカッション
パネルディスカッション形式で議論します。
使用言語

日本語

受講料(1コースあたり)
  1. 一般:4,000円
  2. アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
    ※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。
  3. アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
  4. 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)

※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza E-mail