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2018年 アジア経済研究所 夏期公開講座(東京)

コース3 エチオピアの社会を知る:急激な経済成長のなかで変わる社会

募集は締め切りました

エチオピアは急激な経済成長で注目を浴びています。しかし同時に、経済変容は所得格差に拡大させ、さまざまな問題を生んでいます。都市部では新しい産業の成長がみられますが、若者を中心に雇用問題が深刻化しており、人口の8割が居住する農村でも農業以外の雇用機会を求める若者や女性が増加しています。政府は国内の不安定要因となりかねない雇用問題への対応を進める一方で、反政府運動を抑えるために様々な対策を実施しています。本コースでは、大きな変化の最中にあるエチオピアの社会を多角的に理解するために、経済変容のなかでみられる農村、女性、若者の変化と、その背後にある政府の動きを取り上げて講義を行います。

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開催日時

2018年8月1日(水曜)13時30分~17時00分

会場

ジェトロ本部5階ABCD会議室 
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム

時間帯 講師 テーマ・講義概要
  13:30-13:35   開会挨拶・事務連絡
1 13:35-13:40 児玉 由佳
(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ長)
エチオピアの現在とコース概要
現在のエチオピア社会経済についての簡単な概要と各講義の紹介をします。
2 13:40-14:25 福西 隆弘
(ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター アフリカ研究グループ長)
エチオピアにおける職業訓練校の課題と可能性
エチオピアでは、若者の雇用対策と優秀な労働者育成を目的とした職業訓練制度の改革が2007年に行われました。改革から約10年を経て、新しい制度の成果と課題について講義します。
3 14:25-15:10 児玉 由佳 湾岸諸国に出稼ぎに行くエチオピア女性たち
就学率の急激な向上に対して、エチオピア国内では適切な受け皿がまだ不足しているため、多くの女性が湾岸諸国で出稼ぎ労働に従事しています。その実態を講義します。
  休憩
4 15:20-16:10 田中 利和 氏
(東北大学 東北アジア研究センター)
エチオピアでの地下足袋プロジェクト:農村でのアントレプレナーシップを目指して
多くの農村部では、牛耕による農業が営まれています。そんな中、彼らの生活向上を目指して日本伝統の地下足袋と融合した、エチオピアによる地下足袋の製作・普及をめざすプロジェクトの可能性とさまざまな障壁について検討します。
5 16:10-17:00 利根川 佳子 氏
(早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科講師)
エチオピアにおけるNGOセクター:市民社会活動に関する法律の影響
エチオピアではNGOの活動が大きく制限されています。NGO活動が直面している問題とその対応から、国家と社会の関係を考えます。


使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

受講料(1コースあたり)

  1. 一般:4,000円
  2. アジ研賛助会正会員アジ研賛助会個人利用会員:無料
  3. ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着1名まで無料。2人目より4,000円/人
    ※2人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をします。
  4. 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、当日受付にて学生証の提示をお願いします。提示が無い場合は一般料金となります。) 
    ※ただし、アジ研賛助会正会員大学の学生は無料でご参加いただけます。

定員(1コースあたり)

100名
(締め切り日を過ぎたため、お申し込みを締め切りました)

※オンラインでのお申し込み手続きを終了した後で受講コースの追加・修正等をご希望になる場合には、下記のお問い合せ先までご連絡ください。

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza E-mail